「一緒に暮らそう」と決めたのはいいけれど、二人暮らしの新しい部屋にどれくらいのお金をかけるかが最初の関門として待ち構えています。新しく部屋を借りる時にかかるお金や、平均的な家賃について知っておきましょう。
二人暮らしを始めるにあたって必要になる住宅に関しての初期費用は、習慣の違いから大まかに分けると日本の西側か東側かで大きな違いがあります。首都圏と大阪を例にとって、かかる経費を見てみましょう。
首都圏では、賃貸渋滞に入居する際に敷金・礼金が必要で、それぞれ家賃の1〜2ヶ月分が徴収されます。3DK以上の広めの部屋では、敷金は2ヶ月分の設定が多くなり、その他は管理会社・大家さんの判断によります。仲介手数量が半月から一ヶ月分、それにプラスしてひと月分の前家賃を納入するのが基本です。
これを元に計算を行うと、家賃10万円のマンションの場合で35〜60万円、15万円なら52.5〜90万円を入居時に支払うことになります。
大阪では、保証金制度がとられている物件が多く、一般的に家賃6ヶ月分程度を収めるものとなり、この内の4〜6割が敷引と呼ばれ返金されない部分です。仲介手数料は通例で1ヶ月分、加えてひと月分の前家賃を納入します。
保証金の設定には幅がありますが、最も多く見られる6ヶ月分で計算を行うと、家賃10万円のマンションの場合で80万円の初期費用が必要となり、同じ家賃でも首都圏より初期費用が多めにかかる傾向がみられます。
では、東京で部屋を借りる場合の、平均的な家賃を間取り別で見ていきましょう。
同棲カップルにとって暮らしやすい1LDK〜2DKの物件は、安めの地域の平均で8万円前後、ベ都心に近い区域や駅近物件などでは平均額でも14万円程度と跳ね上がってくる傾向がみられます。
2LDK〜3DKでは、安めの地域で11万円前後、便利なゾーンにおいては15万円超となっています。
同じ区域内であっても、高級物件とリーズナブルな物件など、ターゲット層の異なる賃貸物件があるのが東京の特徴です。平均額は高めに感じられるかもしれませんが、実際にはもっと手頃な価格帯の物件も数多く存在しています。
東京首都圏で部屋を借りる場合、1LDK〜2DKの物件での平均家賃は10万円前後、2LDK〜3DKでは13万円前後となります。
都内の家賃の安い区域よりも平均額が上がっている理由は、一部の都市地域では都心並みの家賃相場となっているためです。
平均値は高めですが、駅から離れる、路線を変えるなどの工夫で、借りやすい価格帯の物件と出会うこともできるでしょう。
大阪では、東京、首都圏と比較すると全体的に家賃が安く、同じ予算内でも広めの部屋を確保することができます。
1LDK〜2DKの物件の平均家賃は7万円前後、2LDK〜3DKでは8万円超という結果です。もちろん、地域によって大きな差がありますので、ぐっと安い物件を見つけることも難しくはありません。
家賃の安くなる範囲が首都圏よりも近く、通勤時間も全体的に短めにまとめることができるのが特徴です。
二人暮らし用物件にかかる初期費用と平均家賃の相場をご紹介しましたが、参考になる情報はを見つけることができましたでしょうか?
立地条件と築年数によっての価格差や、アパートやマンションかによっても違いが生じてきます。周辺環境やアクセス条件も考え合わせて、二人でじっくり相談してみてくださいね。