ただの恋人関係なら、ケンカ後にちょっとした距離を置いて一度冷静になることも簡単です。では、暮らしを同じくしている同性カップルに必要な仲直りのコツとは?
素早くわだかまりを解決するための、4つのヒントを紹介します。
ケンカの内容やレベルに関係なく、1度話し合いをして解決したら長々と話すのではなく、話題を切り替えるようにしてみましょう。「じゃあ、この話はこれで終わり」となった後は、話題だけでなく気持ちのほうも、しっかりと切り替えるように心掛けるのが仲直りのコツなのです。
後日になってから、終わったケンカのことについて持ち出すことも避けるようにしてください。せっかく話し合ったのですから、水に流すのが大人の対応というものです。言い足したいことを思いついたとしても、ケンカの話題の続きとしてではなく、別の形で伝えられるように少し考えてみてはいかがでしょうか?
ケンカをきっかけとして話し合いをする時に、中途半端なところで終わらないようにしておくと、こうした「後から蒸し返す」展開にならずに済むでしょう。面倒だからと言って適当に返事をしたり、できない約束をしたりしないことも、ひとつのケンカを長引かせないコツのひとつです。
腹を立ててしまった瞬間には、我を忘れてしまうことがあるかもしれません。しかし、図らずももケンカが継続してしまっている状態だからといって、お互いへの思いやりを失ってしまわないように注意しましょう。
彼氏・彼女の性格的なことを考えて、苦手なことをわざとやらせる方向に進ませない心遣いを考えてみてくださいね。例えば、謝ろうとしてタイミングをはかっているのが感じられるのに、わざと話しかけにくい態度をとったりするのはNGです。
ケンカが早く終わるようにするためには、諍いの内容を冷静に二人ともが考える必要があります。自分にも悪いところがないかどうか、謙虚に分析することも相手への思いやりのひとつです。意地悪な態度をとらないことが、早い仲直りへの第一歩となるでしょう。
ちょっとした口論程度のことで、いつまでもすねた態度をとったり、ずるずると怒り続けるのは考え物です。
例えば、一晩眠って目を覚ました時には、昨夜のケンカを忘れてしまっていた…という経験はありませんか?思い出したからといって、再び怒り始める必要はありませんし、覚えていたとしてもできれば普通に接するようにしてみましょう。
ふたりの間に信頼関係ができていて、心も通じている関係があれば、ぷりぷりと怒った態度を続けなくても、きちんと「ごめん」と謝り合うことができるはず。ケンカをしても、相手を信じる気持ちが大切です。
恋人同士といえども、本来は他人の関係であり、知り合うまでは全く別の暮らしをしてきた者同士。合わない部分や、疑問に思うポイントはたくさんあるのが当たり前です。
考え方や趣味、生活習慣など、異なっているのは当然のことと考えて、いちいち改善や合わせることを要求しないのが仲良く暮らすためのキーポイントかもしれません。どうしてもイヤなところなどは話し合うとしても、違いを受け入れる大きな心も必要です。
お互いに対する理解を進めていけば、ちょっとした違いは気にならなくなるかもしれません。また、一緒に暮らしているうちに、心だけでなく色々な部分が近づき、少しずつ埋まってくる「違い」もあります。とにかく寛大になること、割り切ることが、仲良く同棲生活を楽しむためには必要なのです。
「ケンカするほど仲がいい」とも言われますが、できればいさかいは早く解決したいもの。
どちらかだけが我慢するのではなく、心を広く持ってお互いの存在や感情を受け入れることが重要です。相互理解を進める事で、表面的な謝罪・容赦だけではなく、本当の仲直りができるでしょう。