同棲中のパートナーについいらいらして喧嘩になってしまったことは誰にでもあることでしょう。でもカップルの多くは、決してパートナーが嫌いになったわけではなく、理解し合いたい気持ちからすれ違いが起こってしまっています。なるべく早いうちに、スムーズに、しこりが残らないように仲直りするコツをここでは紹介します。
ヒステリーはよくないとわかっていても、人間どうしても感情的になって不満を相手にぶつけてしまうことがあります。そのときは一度怒ってしまったものは、もう仕方がない事として、その後は怒りがおさまるまで待ちましょう。
パートナーの顔を見ると、また感情的になるおそれがありますので、ひとりでいられて、気が休まる場所を見つけておくとよいですね。お風呂やトイレ、ベランダなど狭い空間でもかまいません。じっとしているうちに感情もクールダウンしてきて、自分の非や相手の気持ちを見つめなおすことができます。
「そもそも、何が発端だったのか、パートナーのどんな言動が頭にきたのか、自分は許せなかったのは何に対してか、を考えることが大切です。
原因に気付いたら、解決策は何か、自分の妥協点はどこか、とことん突き詰めて考えてみましょう。
ただし、パートナーに解決策や自分の意見を一方的に伝えるのはNGです。上から目線、パートナーの考えを尊重してくれていない、と思われる可能性も高いからです。論理的な思考の持ち主は男性に多く見られますが、逆に女性は感情的な人が多いのが事実。「理屈だけは立派で、気持ちが無視された!」とさらなる喧嘩に発展する可能性があります。
相手の許せない点や直して欲しい点をやんわり指摘しつつも、謝罪や感謝の気持ちを示すことも忘れないようにしましょう。
どんな人にもよいところはあります。また、自分が相手の短所と思っているところも、見方によっては長所となることもあります。「すぐに思いだせない!」という人は、パートナーの些細な行動に「ありがとう。」と声に出して言ってみましょう。「洗濯物を畳んでくれてありがとう。」や「ごみを出してくれてありがとう。」、「毎日仕事をがんばってくれてありがとう。」などを口に出していくうちに、パートナーが日頃こんなにがんばってくれていたことに改めて気付きます。
自宅での話し合いは、素の自分が出せてしまうので、人の目を気にせずにまた感情的になってしまい、話し合いが堂々巡りする可能性があります。思い切って外に出てみましょう、公衆の目が届く、おしゃれなカフェやラウンジなどがおすすめです。
自宅以外の場所を選ぶには他にも理由があります。おしゃれな環境を選ぶことによって、自分自身にその場所にふさわしい振る舞いをしようと思い、相手への小さな不満がどうでもよくなることが多いのです。
逆に家だと、さらに自宅内にみられる細かな欠点が目について余計いらいらしてくる可能性もあるので要注意です!
同棲をしていると、お互いが家族のような存在になり、デートをする回数も減ってきます。場所を変えて2人の仲に新鮮な空気を通すことも、リフレッシュの要因になります。
もともとは違う場所に生まれ、別々の環境で何十年も暮らしてきた男女同士。一緒に暮らし始めて一から十まで理想通りになるのが珍しいのです。違う部分があるのは当たり前と一度割り切ったうえで、なるべくお互いが気持よく過ごせるように努力をしていきましょう。