結婚を見据えた同棲や、もっとお互いを知るための同棲など、二人での生活を始める理由はたくさんありますよね。しかし気付いたらもう何年も同棲していて進展がない、なんていう話もよく耳にします。その理由はズバリ「タイミング」が難しいから。そこで今回は、同棲している彼との結婚のタイミングについて見ていきましょう。
一度同棲を始めたら、あとは結婚準備をしてそのままスムーズに入籍、披露宴と進みそうなイメージをお持ちの方も多いはず。しかし現実には、同棲をしたために結婚のタイミングを逃してしまったというケースも多数あります。
・新婚気分を味わえる上に、独身という身軽さも楽しめる
家具や家電、部屋の配置の相談。二人で新生活を始めることで、まるで新婚さんのような気分で暮らすことができます。そのうえ結婚した訳ではないのでお金や時間も自由に使いやすく、相手の家族との付き合いもほとんどありません。また既婚者に比べて、独身の友人からもお誘いがかかりやすいので、結婚と独身の楽しいところだけを取ったような生活スタイルに。結果、今の楽しい状況を変えたくないという理由から結婚に前向きに慣れないというケースが増えています。
・現在の生活に満足してしまい、わざわざ結婚する必要性を感じない
大切な人と一緒に過ごす時間が増え、幸せいっぱいの同棲生活を過ごせている人ほど、結婚の必要性を感じにくくなる傾向にあります。欲しいものを全て手に入れた状態ですので、わざわざ結婚の手続きや両家への挨拶、結婚式の準備など「忙しくなる」要素を増やしたくなくなってしまうもの。いつかは結婚しようと思うけど、急ぐ必要はないという理由で延ばし延ばしになってしまうこともあります。
なかには長い間同棲期間があっても、その後結婚し幸せな家庭を築いているパターンもあります。ではどのようなきっかけがあって結婚することになったのでしょうか。
・年齢や付き合った年数をきっかけに
結婚のきっかけとしての役割も果たす年齢。すでに何年も付き合っているという人は、30歳や35歳などきりのいい年齢になったことに後押しされて結婚する例があります。また付き合い始めて5年、10年の記念日に合わせて入籍するなど、付き合った年数を一つの「区切り」として捉えることも多いようですね。
・あらかじめ同棲の期間を決めておく
同棲生活を長引かせないための秘訣は、期間をきめること。「同棲開始から1年後に結婚する」など、同棲前に決めておくのがおすすめです。期限のない同棲をすると、つい結婚を先延ばしにしてしまいがちですので注意したいですね。
・就職や転職が結婚の決め手
正社員として就職が決まったり、夢見ていた企業への転職が決まると結婚へ積極的になれる人も多いでしょう。安定した収入があれば堂々と両家へ挨拶に行けますし、新生活も前向きに捉えられますね。
似ているようで全く似ていないのが同棲生活と結婚生活。一見すると「入籍しているかどうか」しか違いがないように見えますが、実際は全く異なっています。
・お金の管理
同棲の場合、二人の生活費や家賃を折半することはあっても基本的に財布は別々です。共働きのカップルも増えているので、自分が稼いだお金で好きなものを購入し、それに干渉されることもありません。
・家族付き合い
同棲の段階ではお盆や年末年始はそれぞれの実家で過ごしたり、冠婚葬祭も出席しない場合がほとんど。家族同士の付き合いも薄いのが特徴です。ところが結婚すれば両家との付き合いは不可欠。定期的に両家に顔を出したり、家族の一員としてお祝い事や弔事にも出席します。義家族ともより密なコミュニケーションが必要ですね。
いかがでしたか。これから同棲を考えている、同棲しているけどなかなか結婚に踏み切れないという方は、もう一度二人の関係性を見直してみる必要があります。楽しい同棲生活を経て、いつか素敵な結婚がしたい方は、パートナーと将来設計についてじっくり話し合いましょう。
