「好きな人と一緒にいたい」恋をしていれば誰もが一度は思う恋心ですね。会いたいときに思うように会えないと、一緒に暮らしていたらこんなに淋しい思いはしないのに・・と同棲生活に憧れる方も多いでしょう。
念願叶って同棲生活を始めるとき、夢ばかりを抱いている人が多いのですが、一緒に生活すると言うことは、甘いことばかりではありません。今回は、同棲を始める前に知っておいてほしい、注意しておきたいことをご紹介します。
一緒に生活を始めると、気づかないうちにだんだんと、一緒にいることややってもらっていることを当たり前だと思うようになり、少しずつ相手に対する思いやりが欠けてしまいがちです。「ありがとう」「ごめんなさい」などの最低限の礼儀すらなくしてしまうことがあります。
相手に対する思いやりや礼儀がなくなると、不信感や不安感などが芽生え、それがストレスと化すことがあります。これが続くと、些細なことでけんかになったり、信頼関係が失われたりして、最終的には別れに至るということもあるのです。
せっかく憧れの同棲生活をするのですから、楽しい時間を過ごすために、最低限のルールを守りましょう。
お互いが仕事をしているカップルの場合、仕事から帰ってからの家事は、大きな負担となります。どちらか一方に家事を任せるのではなく、二人で分担して行うようにしましょう。
食事を作ってもらえることも、掃除をしてもらえることも決して当たり前のことではありません。それなのに、「当番だから当たり前!」などと言われたり思われたりしたら、悲しくなったりイライラしたりしませんか?相手も同じです。何かしてもらったら「ありがとう」と感謝の気持ちを忘れずに伝えましょう。それが思いやりにつながりますよ。
お金のトラブルは、大きな問題に発展することが多いですよね。それは、カップルでも同じです。一緒に暮らし始めてからお金のことでもめずにすむように、同棲を始める前に生活費のことについて話し合っておきましょう。
家賃や光熱費、食費や生活雑貨など必要な金額を計算して、その費用をどう分けて負担するのか、収入の差なども加味してしっかりと決めておきましょう。食費や生活雑貨などを入れておくためのお財布をひとつ用意しておくとしっかり管理できますよ。
大好きな人との憧れの同棲生活は、始めは新鮮で楽しいものですが、慣れてくると次第に新鮮味が薄れてしまったり、これまで知らなかった相手の「素の部分」を目の当たりにする機会が増えたりするので、お互いが一人になれる時間を作ることも大切です。一人で過ごす時間は、マンネリ化を防ぎ、二人の関係を良好に保つ効果が期待できます。
お互いが一人でリラックスする時間を大切にするためには、間取りにも注目しましょう。トイレとお風呂が一緒になっているユニットバスは、相手がお風呂に入っていると、トイレを使えないという事態になってしまうため、トイレとお風呂が別々になっている物件を選びましょう。可能であれば、リビングや寝室のほかに、それぞれの部屋があるとよいですね。もちろん、家賃の面で難しい場合もあるでしょうが、物件を決める際には、一人になれる時間のことも考えて選ぶことをおすすめします。
あまり深く考えずに、ワクワクした気持ちだけを抱えて同棲生活を始めてしまいがちですが、どんなに愛し合っていても、これまでの生活スタイルが異なる二人が生活をともにするのですから、問題が生じることもありますよね。同棲を始めてからもめないように、決めておけることは同棲前に決めておきましょう。相手を思いやる気持ちを忘れずに、幸せな同棲生活を送ってくださいね。