長男との結婚は様々な問題が出てくるという話題は、今やテレビや雑誌で取り上げられるほどですが、果たして本当にそうなのでしょうか?
今回は結婚相手が長男の場合のメリットとデメリットについて、5つの問題を取り上げてご紹介します。
現在の法律では、財産分与などの権利は長男と他の子供は同じ規定されています。しかし日本では古くからの名残で、長男が家を継ぐという考え方がまだまだ残っています。
親の面倒を最後まで見る代わりに家の権利を長男が引き継いだり、会社経営や自営業であれば会社や店舗を長男がそのまま引き継ぐことが多いことは事実です。特に地方で古い考えを持つ家の場合には、長男ということで大切にされ優遇を受けることは多くあります。
ただ資産を受け継ぐのは、もちろん親が資産をある程度持っていることが前提にあります。
逆に会社やお店の経営が厳しい状態でも長男として後を継がなければならない場合もあり、長男だから資産には困らないという訳ではありません。
長男との結婚で一番気になるのは、義父や義母との同居の問題だと思います。嫁と姑の確執問題などをよく耳にしたりして、相手の親と一緒に暮らして上手くやっていけるのか不安があると思います。
しかし同居は、デメリットばかりではありません。同居をするところが義親の持ち家である場合には、家賃の心配がいりません。そのままでは暮らし辛いので二世帯住宅にリフォームするとしても、新しくマイホームを購入するよりもお得です。
また家事の負担も、姑さんと二人で分担して行えばかなり楽になります。子供と一緒に三世代で暮らすにも、子供の世話に慣れた人が側にいてくれるので安心です。
長男は一家を引き継ぐ跡取りとして、期待をかけられている家もあります。現在ではそのような風習は薄れてきてはいますが、田舎の方や家族で会社を営んでいる家にとってはまだまだ長男は将来、家を引き継ぐ代表として期待をかけられてます。
その場合いい面もあれば、悪い面もあります。
自分が家を守らなければならないというプレッシャーが大きく、結婚して嫁ぐ相手にもその家のものとして大きな期待がかけられることもあります。その次の跡取りとして、男の子の出産を期待されることもあるでしょう。
だからこそ家族の絆が深くなるので、上手く馴染めていけば長男の嫁としてかわいがって貰える可能性も高くなります。
結婚をする上で、将来義両親の面倒を見るということは避けては通れない問題です。特に日本では長男夫婦が親の面倒を見るという考えが大きく、長男と結婚する場合にはそのことを頭に入れておいた方がよいでしょう。
ただ最近では高齢化社会で介護の問題が取り上げられることも増えたこともあり、長男だけでなく他の家族が協力して負担を減らすケースも増えています。しっかりと話し合いの場を持ち、いざという場合のことを決めておくことも大切です。
長男への負担は、最終的にはその家の状況によって異なります。古い考え方で跡取りを気にする環境であれば長男と結婚するということを意識しなくてはいけませんが、現在ではあまり家というものにこだわりを持たない人も増えました。
家族の形態も核家族化やシングルマザーなど、ひとつの形態では表現できないようになってきています。
結婚をしたい相手が長男の場合、相手の家はどのような状況なのかしっかりと確認をしておきましょう。相手の家のリサーチだけでなく、相手の家に対する考え方も理解しておくことが大切です。
いかがでしたでしょうか?相手が長男だからといって、全てをマイナスに捉える必要はありません。いい部分もたくさんあります。
相手の状況を確認にして、自分に対応ができるか判断をしてみましょう。