人間は話を聞くよりも話をしたいもの。話が下手で、と言っている引っ込み思案の女性だって、本当は自分の話を誰かに聞いてもらいたい、特にふだん大勢の前で控えめにしている女性ほど、じっくりと話を聞いてもらいたいと思っているものです。そして、じっくり自分の話に耳を傾けてくれる相手にはとても好意を持つはず。ならば、モテる男性になるためには、スポーツジム通いやお洒落に気を配るのもいいけれど、ここはひとつ聞き上手な男になってみませんか。
聞き上手になってモテようと一言で言っても、そんなに簡単には聞き上手にはなれません。聞き上手とは単に相手の話を聞くだけの人間のことを指すわけではないのです。
まずは、女性側に「この人なら、私の話をちゃんと聞いてくれそう」と思わせる雰囲気を作らなくてはいけません。それにはどうすればよいのでしょうか。それは普段から、どんな相手の話も真摯な態度で聞くことを心がけることです。上司、部下、同僚問わず、誰の話も真剣に耳を傾けましょう。といっても、常に深刻な顔で話を聞くということではありません。相手の言いたいことをきちんと受け止め、それに対して誠実な返事をする。相手が話をしているときは、相手だけに集中する。相手の話をさえぎらない。相手が最後まで話してから、的確なアドバイスを短めにする。こういうことを普段から心がけましょう。
あいさつはあなたの第一印象を決める、大事な要素のひとつです。その一言で、今後の女性からの見られ方が決まるといっても過言ではないのです。自分からさわやかなあいさつをすることを心がけましょう。また、相手があいさつをしてきてくれたら、おはようの後に「今日はいい天気だね。お、ちょうど春色の服で一層さわやかだね」など、さりげなく褒めたりするとなおよいです。こういう態度を普段からとっていれば、相手もあなたと話すことを楽しみにしてくれるはずです。また、意中の女性ばかり褒めずに、会社ならば例えば警備員さんや出入りの掃除業者さんなども同じように親しく明るく声をかけるようにしましょう。誰に対してでも同じように話しやすい雰囲気は、傍から見ていても好感が持てます。
あいさつの後の一言でも述べましたが、さりげなく相手を褒めることはとても大切です。誰に対してでも同じ部分を褒めたり、相手のコンプレックスを褒めたりしてはいけません。誰に対しても同じような褒め言葉を使っているとあなたの印象が悪くなりますし、痩せすぎをコンプレックスにしている女性に対して「すごく細くてスタイルがいいね」などという言葉はNGです。相手を褒めるときは、相手が本当に褒めてもらいたいと思っていることをしっかりと見抜き、的確な褒め言葉をかけましょう。難しいかもしれませんが、普段から相手の話をしっかりと聞く癖をつけていれば、自然と分かってきます。相手のツボを付く褒め言葉が分かるようになれば、あなたは相手のことをかなり深くまで理解できています。また、相手の行動をよく観察していて、相手の気配りや優しさなどに誰も声をかけていないようなら、自分から積極的にお礼を伝えるチャンスです。同時に細やかな心配りとやさしさを褒めましょう。
このように、相手の話をちゃんと聞いて相手を褒める、ということを繰り返していれば、次第に周囲の女性のあなたを見る目が変わってきます。やがて「あの人は聞き上手の紳士的な大人の男性だと、多くの女性たちから好意を持たれることでしょう。聞き上手になって、女性からの高感度をぐっとアップしてみませんか。