ナンパからきちんとした関係を継続させたい。しばらくの寂しさを埋めるためにではなく、出会った相手が自分にとってふさわしいと思える女性なら、ずっと真面目な交際を続けたい。そんな願いを秘めて、街で積極的に女性に声をかけようと思っている誠実な男性も多いはずです。しかし、女性からすればナンパとはやはり軽い行為に見えてしまいがちです。それを「この人は私にとって特別な相手なのかもしれない」と相手の女性に思ってもらえれば、ぐんと距離が縮まりますよね。
最初に声をかけるタイミングと言葉は本当に重要です。路上でのナンパに比べて、一人でカフェやバーにいる女性に声をかけるほうが成功率は高いでしょう。カフェを選ぶ際も、例えば映画館近くのカフェならば、会話のきっかけを比較的簡単に作ることができます。あなたも一人で映画を観に行き、その映画に関していくつかの知識を仕入れておけば、映画が終わった後、一人でお茶を飲んでいる女性に声をかけやすいですね。また、チャンスは映画を観たその日だけではありません。後日、あなたが観た映画が終わる時間にカフェの近くで何気なく辺りを観察し、映画館から好みのタイプの女性が一人で出てきてカフェに入ったら、声をかけるチャンスです。この場合、お昼時や夕食時など、休日を一人で映画を観た女性が、映画鑑賞後に自然とカフェに入るような時間帯を狙うといいでしょう。
好みのタイプの女性が一人で映画館近くのカフェに入り、あなたもさりげなく彼女の近くの席に座れたとします。ここで、その彼女が映画のパンフレットでも出してくれれば、声をかけたとしてもかなり高確率で会話を続けることができるでしょう。しかしすぐに声をかけてはいけません。何気なく彼女の方を見たら、ちょうど自分も観た映画のパンフレットを彼女が見ていたというように、自然な雰囲気で接するのが望ましいでしょう。その場合、きちんとした言葉遣いと、彼女よりも映画に興味があるという態度で、あくまで紳士的な雰囲気を出すことが大切です。
映画館近くのカフェ以外でも、会話のきっかけをつくることはもちろん可能です。街中のカフェの場合、ショッピングモールやデパートの近くのカフェを選びましょう。そして、目当ての女性が持っているアイテムや身につけている服などから話題を探りましょう。声がけの切り口としては、カバンや傘などを指して、「すみません今度、妹(姪っ子)の就職祝いにカバンを買ってあげようと思っているのですが」というような例が挙げられます。彼女が持っているアイテムを参考にして、似たようなプレゼントを妹や姪っ子に買ってあげたいということを相談してみましょう。もちろん、後々のことを考えて、どうしても身近にプレゼントを渡すような若い女性がいない場合は、母親や祖母、親戚のおばさんでも構いません。
プレゼントの会話は、プレゼントを一緒に購入してもらうことが最終的な目的ではありません。会話の中で、さりげなく彼女のセンスを褒めることが大切です。例えばカバンと靴の組み合わせだったり、服の色のセンスだったり、相手を褒めるエッセンスを要所要所に盛り込みましょう。もちろん、相談に乗ってくれる彼女の優しさもしっかりと褒めて感謝を伝えましょう。今日、あなたに会えたおかげで素敵なプレゼントを買うことができる、自分はとてもついている、と出会いを感謝する気持ちを伝えれば相手も喜んでくれます。さらに彼女から連絡先などを教えてもらえたら、きちんとその日のうちにお礼の連絡を入れましょう。そのときに、少し不思議なエピソード・・・例えば、教えてもらった店の近くの古本屋さんでずっと昔から探していた本が見つかった、というようなことを書くと、相手も何か不思議な巡り合わせを感じてくれるかもしれません。
いかがでしたでしょうか。このように、声をかける場合は、「自然な流れ、自然な会話、相手を褒める、感謝する、不思議な巡り合わせを感じてもらう」・・・すべてとは言いませんが、いくつか心がけるだけで、相手からも「もしかしたらこの人は自分にとって特別な存在なのかもしれない」と感じてもらえるかもしれません。