結婚式に出席するときの楽しみといえばやはり、普段なかなか着ないドレスやそれに似合うヘアスタイルでしょう。あれこれ悩みながら、ドレスに合ったヘアスタイルを自分流にアレンジしてみることも楽しみのひとつ。また、美容院などでおしゃれを楽しむ絶好の機会です。
気をつけたいポイントとして、まずコサージュがあります。花は新婦の髪飾りにもっとも使われる物なので、生花の髪飾りやコサージュは避けてください。
大小問わず、花を使ったヘアアレンジは禁物です。
どうしてもドレスの柄などと合わせたい場合には、さりげなく、髪ではなくドレスのコサージュにしてみてはいかがでしょうか。
ダウンスタイルの髪型で参列される方も多いようですが、見方によってはセットされていないように受け取られることがあるので、アップスタイルやハーフスタイルにして、簡単なアレンジであっても華やかさを演出できるほうが好印象を得ることができます。
パーティ向けの簡単なヘアアレンジもありますので、ぜひ参考にしてください。自分で簡単にできてしまう、かわいいヘアアレンジです。
髪の長さによってさまざまですが、ロングまたはミディアムの場合、耳下のサイドで髪をまとめると大人っぽさを演出できます。少し低い位置でまとめたり、髪を編み込むことで前髪をすっきりと後ろとまとめたりして、アップスタイルを楽しむこともできます。
ショートやボブの長さの場合には、両サイドをねじり合わせてカチューシャ風にまとめるだけのシンプルアレンジや、両サイドを編み込んで後ろで留めて、後の髪の毛をカールすれば、それだけで華やかさを演出できます。
和装の場合は、装いによっても変わってきますが、編み込みながらまとめ上げるアップスタイルが、着物も引き立ちシックな雰囲気に仕上がります。
ウイッグを使う方法もありますので、美容院などで相談されるとよいでしょう。
ファーは特に冬場の普段使いによく取り入れられる人気の小物ですが、結婚式や披露宴などでは不祝儀をイメージさせることから縁起がよくないものとされます。
ファーや皮は、リアルかフェイクかに関係なく、小物・服装ともにNGです。
ちなみに黒いアクセサリーも結婚式にはふさわしくありませんので、気をつけてください。
結婚式に不向きな髪飾りもあります。シュシュやクリップはカジュアルすぎるので、せっかくのドレスアップが台無しですし、祝福する気持ちがいまひとつ伝わりません。
かといって、ラメを多用してキラキラしすぎるものは、主役の花嫁より目立ってしまう可能性がありますので、避けるのが基本です。
あくまでも主役の花嫁を引き立てる演出をするのが第一。ゲストはその範囲で会場の雰囲気を盛り上げます。奇抜なものやカジュアルすぎるものは控えて、品のあるシックなものを選ぶことを心がけましょう。
結婚式や披露宴に参列する男性ゲストももちろん、ふさわしいヘアスタイルが望まれます。普段の通勤や通学とまったく同じでは、新郎新婦の晴れの門出を心から祝福している気持ちが、伝わりにくいものです。それではどのようなヘアスタイルがよいのでしょうか? ポイントを押さえて、その場にふさわしいおしゃれを心がけましょう。
金髪や剃りこみを入れるなど、あまり個性を主張しすぎたヘアスタイルは結婚式にはふさわしくありません。祝福する立場であることを忘れずに、清潔感あるヘアスタイルを心がけることがポイントです。
男性の場合、ヘアスタイルの他に、ひげのお手入れも重要です。服装などのおしゃれに気をとられすぎてひげや爪などがおろそかにならないよう、細部にわたるチェックが大切です。