余興をどうしようか考えるとき、人とは違う演出にこだわったり、思い出に残る演出を盛り込んだりしてみませんか?今回はゲストの心にいつまでも残る、印象的な余興のアイデアをご紹介します。
・再入場にも和風のテイストを
新郎新婦ともに和装を選ぶなら、演出面でも「和婚」にこだわるカップルが増えています。着物の良さが見直され、若い人たちにも格好いいと映る「和婚」。お色直し後の再入場のときには、番傘を差すなどして和風の雰囲気をさらにアップさせましょう。人力車、といった驚きの方法で入場した例もあるようです。
・和太鼓や琴などの演奏
生演奏してもらうなら、和太鼓や琴といった日本の伝統楽器がおすすめです。特に和太鼓は迫力たっぷりで、大いに盛り上がります。
・鏡開き
ケーキ入刀に代わって、鏡開きをするのも和風のアイデア。樽の中は日本酒と思ったら、実はケーキが入っている、という驚きの演出をする方もいます。また、キャンドルサービスの代わりに各テーブルに用意した小さめの樽で、新郎新婦が一つずつ鏡開きしていく、という演出もあります。
・折鶴シャワー
フラワーシャワーやライスシャワーの代わりに、折鶴を使うアイデアです。折鶴は小さく作るのがベストですが、それでも重量があるので、折鶴と一緒に紙ふぶきを混ぜるなど工夫すると良いでしょう。
・だるまの目入れ
結婚式での余興のために、白いだるまが販売されています。あらかじめ受付などに設置し、ゲストからお祝いのメッセージを書き込んでもらいましょう。最後に新郎新婦が目入れをすれば完成です。
・長唄、おうたい
地方によっては、披露宴に長唄は欠かせない、と思われている年配の方が多いものです。おうたい、と言われることもあります。1番から3番までを別の人がそれぞれ担当し、歌われることもあります。若い世代にとってはピンと来ないかもしれませんが、披露宴の開始などに行ってもらうと、一気に場の雰囲気が引き締まります。日本の伝統を感じられる、大切にしていきたい演出です。
・地元のお祭りや獅子舞など
地域の活動に積極的に関わっている新郎新婦であったり、出会いのきっかけがお祭り、といったりした場合は、祭礼のおみこしなどを余興に取り入れる方法があります。本物のおみこしを使うのは無理でも、段ボールなどで作った仮のおみこしで、祭りの衣装を着た地元の仲間に協力してもらえれば見事に再現できることでしょう。獅子舞を披露してもらうのも、おめでたい席にはぴったりです。
・沖縄式!最後に全員で踊る
沖縄の披露宴では、クライマックスで「カチャーシー」を出席者全員で踊る、という風習があります。カチャーシーには「かき混ぜる」という意味があり、初めて会った人同士でもかき混ぜて「末永く仲良くしよう」という願いが込められています。沖縄出身の人でなくても真似してみたいアイデアですね。
・祖父母へ感謝の気持ちを表す余興
もし祖父母が出席してくれるなら、ぜひ両親だけでなく、祖父母に向けた感謝の演出も取り入れたいものです。祖父母との懐かしいエピソード披露、プレゼントや花束の贈呈、感謝の手紙披露などが一般的です。もしカラオケ好きの祖父母がいれば、一緒に新郎新婦が歌う、というサプライズな余興も盛り上がります。
・乾杯は子どもの発声で
主賓クラスの人が乾杯の発声をすることがほとんどですが、逆に「おめでとうございます、乾杯!」程度が言えればOKなので、思い切って子供に頼んでみても。たどたどしい言葉や、何をするか分からずハラハラの連続かもしれませんが、ハプニングがあってもご愛嬌。何より可愛い声で「かんぱい」と言われたら、場の雰囲気が和むことは間違いありません。
・子供達へのプレゼントも一工夫
来てくれた子供達に、新郎新婦からおみやげをプレゼントする演出も定番です。たとえば、花を一輪ずつ新婦に渡してもらったり、デザートサーブのお手伝いをしてもらったりして、子供達にもスポットライトが当たる余興にすれば、ただプレゼントをもらうより思い出に残るはずです。
新郎新婦がアイデアを出し合い、一工夫した演出を取り入れるのは準備も大変ですが、頑張った分だけゲストの印象に残る素敵な結婚式になります。後々でも、〇〇の結婚式は良かったね、あの演出が良かったね、と話題に上るような結婚式を目指したいですね。