夢に見ていた結婚も、近づいてみると現実に。新しい家庭を作っていくことに対して、不安を感じる部分もあるかもしれません。結婚生活に関係する、いろいろな悩みと解決のプロセスについて、4つの局面から学んでおきましょう。
大好きな人との結婚なのに、近づくにつれて悩みが増えたり、何故だか暗い気持ちになってしまう。自分には関係ないと思っていた人にも、突然訪れることがある現象のひとつです。解決するためには、やはり原因をよく知って自分の気持ちを理解することが大切です。
人生の中でも大きな決断のひとつである「結婚」は、伴侶を決め、これから先の人生をともに歩む相手を定めることであるため、「本当にこれでいいのか?」との迷いから生まれることがあります。また、それに加えて式の準備の煩雑さや、生活が変わることへの不安などが重なることで、より落ち込みがちになってしまうのです。
まずは結婚相手を選んだ理由を、もう一度しっかり思い返して、結婚を決意した時の気持ちを掴みなおしてみましょう。不安があるなら誰かに打ち明け、しっかり聞いてもらうのも良い手段です。結婚相手や友人、家族などに相談して、一人で抱え込まないことが解決への糸口を与えてくれるでしょう。不安は口に出すことや、誰かに共感してもらえること、気持ちに寄り添って励ましてもらえることで解消しやすくなります。無理をせず誰かを頼り、話してみてくださいね。
家族としての生活を送るにあたって、今までは気にならなかった部分が目に付いたり、変えてもらいたいと思える部分が見えてくることがあるものです。習慣であったり、金銭感覚であったり、人との距離感であったりと、ポイントはカップルにより様々ですが、ここから夫婦げんかに発展することも多いのです。しかし、けんかになることを恐れて我慢を続けるばかりでは、不満がどんどん蓄積していくばかり。最終的には、良くない形で爆発してしまう可能性もあります。口論になることを恐れずに、お互いの気持ちをしっかり口にできる関係を目指しましょう。言いたいことを言い合って、けんかをしながら仲を深めるのも夫婦のひとつのあり方です。
配偶者の行動のひとつひとつが怪しく思えて、その都度浮気を疑ってしまう。そんな心境はなぜ現れてくるのでしょうか。ひとつは寂しさ、そして話し合い不足を含めた、日々の不満があるかもしれません。意識して仲良く過ごすための時間を作り、たまにはデートにでかけるなどメリハリのある生活を送るのがよいでしょう。
配偶者が目の前にいない時間全てを疑ってしまっては、疑われるほうも窮屈になり、いつかは本当の浮気にもつながりかねません。嫉妬しすぎず、縛りすぎず、相手を信頼できる夫婦関係を二人でつくりあげてくださいね。
仕事の時間や休日が合わず、せっかく結婚しているのにゆっくり過ごす時間を持つことができない。お互いに寂しいけれど、どうしようもないのが時間のすれ違いです。もしも、仕事の事情によるすれ違い生活なのであるなら、ここはぐっと我慢してやり過ごしましょう。しかし、改善を考えないかぎり変化が期待できない場合には、二人で話し合って、転職など根本的な解決方法をさがすと良いでしょう。
可能ならばですが、寝る時間、起きる時間を少しずつずらすことで、1日1時間でも共に過ごせる時間を作ることができそうなら、お互いに努力してみてはいかがでしょうか。短い時間であっても、夫婦の関係にとって大きな意味のある1時間になりますよ。