友人や知人から披露宴の祝辞を頼まれたら、快く引き受けたいものです。とは言っても、何をしゃべればいいのか、正直困ってしまいますよね。そのようなときは、事前に文章の構成を考えて、しっかり予習をしておけば大丈夫!今回は、結婚式の祝辞で使える例文を、構成順にご紹介します。
司会者から紹介をされたら、マイクの前へ進み出て、落ち着いて話を始めましょう。まずはお祝いの言葉から始めます。
「〇〇くん、△△さん、並びにご両家のみなさま、本日はおめでとうございます」。
「本日は、お日柄もよく、新郎新婦並びにご両家、ご親族のみなさま、誠におめでとうございます」。
「〇〇くん、△△さん、ご結婚おめでとうございます。また、ご両人とご両家の皆さまに心からお喜びを申し上げます」。
新郎新婦の方を向いて、心を込めて祝辞を伝えれば気持ちが伝わります!
続いて、新郎新婦と自分がどのような関係かを簡単にお話しします。
「ただいまご紹介いただきました新婦友人の〇〇です。●●さんとは大学時代、同じ学部で勉強していた仲です。またサッカー部でも一緒にマネージャーをしていました」。
「私は〇〇くんの幼なじみで、幼稚園から高校までご一緒させていただいた●●です。友人を代表して、簡単ではございますがお祝いの言葉を述べさせていただきます」。
「私は新郎と同じ会社に勤めております〇〇と申します。〇〇とは同期で、違う部署におりますが、仕事の相談にいつも乗ってもらっております」。
学歴や職歴などが偉そうに伝わらないよう、さりげなく自己紹介することがポイントです。
これまで新郎新婦とお付き合いをしてきた中で、人柄が出ているようなエピソードがあれば紹介します。
「●●さんはサッカー部では面倒見のいいお姉さん的な存在で、部員からとても頼りにされていました。試合に負けてみんな落ち込んだときも、●●さんは一人ずつ声をかけながら励ましていました。しっかり者の●●さんが居たからこそ、乗り越えられたことはとてもたくさんあります。私は●●さんの笑顔には、人を癒す力があると思います」。
「〇〇君は正義感の強い男で、心配になるぐらい真面目です。学生時代も、みんなが手を抜いて楽をしようとしている研究に、ただ一人、真剣に向き合っていました。思い通りの結果が得られなくても、あきらめずに粘り抜き、ついには誰もが成し得なかった成果を出したこともあります。本当にすごい男だと感心したものです」。
「〇〇ちゃんから、●●さんとお付き合いしていることを知らされたのは去年の夏ごろでした。それからと言うもの、〇〇ちゃんは幸せオーラがいつも出ていて、誰もがうらやむほどでした。どんどんキレイになっていって、今日の花嫁姿は本当にステキです」。
当然ですが、新郎新婦がマイナスイメージにならないエピソードを選びましょう!
エピソードのあとは、新郎新婦へ結婚生活へのエールを送ります。
「結婚生活では予想もしない困難が起きることもあるでしょう。でもきっとお二人なら、力を合わせて解決していけると思います。どうかいつまでも素敵なカップルでいてください」。
「きっと〇〇さんなら、●●ちゃんを大事に守っていってくれると思います。また●●ちゃんも、その優しさと芯の強さで、素晴らしい家庭を作っていくことでしょう」。
「どんなときも、お互いを思いやる気持ちを持つことが一番大切です。共に手を取り合い、生涯寄り添いながら、二人の未来を作っていってください」。
最後にご挨拶として、祝辞とお礼を述べましょう。
「つたないスピーチですが、これでお祝いの言葉とさせていただきます。本日はお招きいただきまして、誠にありがとうございました」。
「〇〇くん、●●さん、ご結婚本当におめでとうございます。お二人の末永いお幸せとご健康を祈念しつつ、以上を私からのお祝いの言葉とさせていただきます」。
「素晴らしい結婚式に出席させていただき、私も心より感動しております。どうぞこれからもお二人で仲良く楽しい結婚生活をお送りください。ご結婚、本当におめでとうございます」。
大勢の人前で話すのは緊張して当たり前です。構成だけしっかり頭に入れておけば、あとはアドリブでも大丈夫!大切な友人のため、頑張って大役を務めましょう!