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結納のマナー講座(2)

2015年01月30日(金)

結納のマナー講座2 外さない!結納時のファッション

結納は、結婚する2人にとっても、家族にとっても大切な儀式。写真としてずっと残る機会でもありますから、身だしなみには気を配りましょう。今回は結納のときの服装についてまとめてみました。

男性の服装

男性は女性側に結婚のお願いに行くという立場であるため、失礼にあたらない服装を意識しましょう。
本来、結納の正装はブラックフォーマルです。しかし実際は、結納を自宅で行うにしてもホテルで行うにしても、略装とされるダークスーツが一般的です。
ダークスーツは、ダークグレーや紺色など、濃い色合いのスーツのことを指します。
カラーシャツでは派手になりすぎるので、白いシャツを選びましょう。目立たない程度にストライプが入っていたり、白に近いブルーのシャツであったりしてもOKです。
ネクタイも華美になりすぎず、落ち着いた色でシンプルなものを選びましょう。無地である必要はありませんが、柄付きを選ぶのであれば、上品な印象を与えるストライプなどがおすすめです。
また、結納は通常、和室で行うため、靴を脱いだ時には靴下が目につきます。つま先やかかとに履き古した跡がないよう注意しましょう。靴下の色は黒が無難です。
少なくなっていますが、男性の和装も結納の場にはふさわしいもの。もし家族で受け継がれている着物があれば、和装で結納にのぞむのがおすすめです。

女性

女性の正装は、和装の場合、振袖です。成人式などで作った振袖があるなら、ぜひ結納の機会に着ましょう。
振袖は未婚の女性の着物とされているため、結婚前に着る最後のチャンスとなるからです。
本来は男性と服装の格を合わせなければならず、男性が略装であるダークスーツを着用した場合、女性が正装となる振袖を着るとバランスが悪くなります。
しかし最近は、そこまでこだわらず、男性がダークスーツ、女性が振袖、というパターンも多いようです。
洋装の場合はワンピースやスーツでOK。清潔感のある上品な色合いで、肌を露出しないデザインを選びましょう。
またフォーマルな雰囲気を出すため、パールのアクセサリーなども上手に使うといいですね。
男性同様、ストッキングや靴など、足下まで気を配るのを忘れずに!

ネイルアートやヘアメイクはどうする?

結納で、ネイルアートはどこまで許されるの? きっと多くの人が考えると思います。
手先が美しいかどうかは目につくし、特に当日、婚約指輪をお披露目するなら、指先までおしゃれに気を付けたいですね。
結納で一番大事なことは、男性側のご両親に好印象を与えることです。
おしゃれなネイルアートにしたい気持ちはあるでしょうが、控えめにするぐらいがちょうどいいかもしれません。
もし彼の両親が身なりに厳しい人であれば、短い爪でネイルアートは何もしないのがいいですが、それでは見た目に寂しいのは事実。そういうときは、ネイルのお手入れをきちんと行い、薄いカラーを塗るだけでも印象がよくなります。
また、行きつけのサロンなどがもしあれば、結納の場にふさわしいネイルアートで、と相談し、清そな感じに仕上げてもらいましょう。実際に結納のためにやってもらったネイルアートの例をインターネットで検索して、自分なりのイメージを作っておくのもいいですね。
振袖を着るときは、振袖の描かれたモチーフを、さりげなくネイルアートに取り入れてもらってもいいかもしれません。
ヘアメイクも清そな印象を与えるのが一番のポイント! 振袖の着付けと一緒にヘアメイクをお願いするときも、成人式ではなく、結納の場であることを意識して、落ち着いた雰囲気を出してもらいましょう。

両親の服装

父親はブラックフォーマルかダークスーツが一般的です。
母親が和装の場合は、訪問着や付下げを着る人が多くなっています。淡い色合いのものがおすすめです。
洋装のときはスーツが一般的で、結納する女性本人より目立たないことを心がければ、色やデザインに決まりはありません。
両家の一方が和装でもう一方が洋装となると、服装の違いを気にする母親がいるかもしれません。相手方の服装について事前に両親に知らせ、必要に応じて服装の格を合わせてもらうようにしましょう。

結納は、結婚への想いを固める素晴らしい機会です。結納でお互いの家族によい印象を与えることを念頭に、後悔のないファッションを心がけたいですね!

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