結婚式についてもっと真剣に考えればよかったなんて方も・・・式場選びの失敗談をご紹介します!
もう20年以上前になりますが、私たちは無宗教なので友人の前で誓う人前式にしたく、堅苦しいのも嫌だったのと、ゲストの皆さんにお料理だけは美味しいものを召し上がっていただきたいと思いレストランウエディングにしました。何もかも自分たちで手配したので本番まで上手くいくか分かりませんでしたが、若かったので多少上手くいかないところがあっても、ご愛嬌という軽い気持ちでした。その頃は結婚は本人同士二人のものという考えだったので、相手の親戚のことなど全く頭にありませんでしたが、彼の親戚はお堅い職業の方が多く、お金持ち。私の父のようなお気楽大学教授とは全く違う世界の人たちでした。私たちはふたりも外資系企業に勤めていたのでフランクな雰囲気でOKでしたが、平服で、というレストランウエディングに彼のお母様は留め袖を着ていらっしゃいました。私の母は華やかなビーズのツーピース。今になって考えると彼のお母様はどんな気持ちだったのだろうと複雑な思いがします。私たちがいつまでも子供っぽいところがあるのは結婚式があんな感じだったからなのかもしれない、と思うことがあります。あの時しっかりとした会場で重厚な式をあげていたら、もう少し責任感のあるしっかりとした社会人になっていたのではないか、とつい結婚式のせいにしてしまうことがあります。
(44歳 女性)
結婚指輪と婚約指輪を選びにデパートへ。奥さんが調べた指輪の老舗ブランドで購入しました。全部で100万円を軽く超えてしまいました。その後は不動産屋で一緒に住む場所探し。他には必要な家電を選びに行きました。思っていた以上の出費に結婚資金が底をついてきました。最後に式場選びです。仮予約をしていたブライダルのホテルへ行きました。そこで担当の方とプランを選びました。担当の方はお二人の門出ですといって高そうなプランに変更をおすすめしてきます。他にも魅力的なオプションを提示してくるのです。ウエディングドレスもプラスいくら払うと着れる高そうなものをチョイスして奥さんに見せるのです。その担当の営業だけしか考えていない仕事っぷりに嫌気がさした自分は予算をかなりケチってしまいました。契約後にホテルを出た後に奥さんは不機嫌になりました。結婚式当日も奥さんは不機嫌なままでした。たぶん奥さんは自分の両親に愚痴を言ったのでしょう。義理の父と母の私に対する態度が冷たかったです。せめて式当日は表面上でも仲良くしましょうと言いたくなるほどでした。結婚後も何かあるたびに奥さんはこの式を持ち出して愚痴を言います。こんなんじゃ式代をケチらずやればよかったです。
(38歳 男性)
数ある式場の中でチャペル婚可能な場所を探していました。住んでいた所と違う県での結婚式だったので中々通う事ができず、少ない候補の中から海の近くで景色が素晴らしい場所を見つけ日程を抑えました。当時は結婚式を挙げれる喜びと忙しさで周りの事を考える余裕がなかったのが本音です。その式場には打ち合わせ等で数回車で訪れましたが何の不便も感じていませんでした。午前挙式で午後披露宴のスケジュールが決まり招待状を発送することになります。ところが、招待状の到着に合わせて身内(親)に電話が殺到したらしいです。何故かというと市内中心部からのアクセスが乏しすぎる上遠い、挙式時間に間に合わない等の問題でした。よくよく調べてみるとアクセスはJR.バス.フェリーがあったのですがどれも運行本数が極端に少なかったのです。急遽、一般参列者用に市内主要駅に貸し切りバスを手配し、親族にもマイクロバスを準備しました。式場に車でしか行かなかった自分達の準備の甘さを痛感しました。県外からの参列者やお年寄りの方もいたので極め細かい配慮が必要でした。周りの方のお陰で無事に式を終える事はでき、たくさんの祝福も頂戴致しましたが、自分達にはどこか申訳なく後味が悪かったです。結婚式は自分達の為だけでなく支えてくださる周りの方々の式でもある事を考えなくてはなりませんね。
(46歳 男性)