今や4組に1組が挙式中には妊娠していると言われるほどポピュラーな「授かり婚」。しかし親世代には「妊娠と挙式の順序が逆だ」「はしたない」などといった固定観念を持つ人もいることが事実です。今回はそんなご両親からもよい印象をもたれるような、授かり婚の報告と挨拶のマナーをご紹介します。
一般的に授かり婚の挨拶は「妊娠させてしまったことの謝罪」の意味もあるため、先に男性が女性の家族に挨拶に伺うことが多いです。妊娠がわかったら、なるべく早く挨拶に行くようにアポイントを取りましょう。
・事前の連絡
まず大切なことは、挨拶に行く前に、事前にパートナーに状況を伝えておいてもらいましょう。挨拶にきていきなり妊娠の事実を伝えると、驚きのあまり落ち着いて話し合いができない場合があります。妊娠の状況、あなたのプロフィール、挨拶に伺う日時を予め伝えておいてもらうと両親にも心の準備ができます。
逆に、すぐに挨拶にいけない場合は必ず電話か手紙で気持ちを伝えましょう。電話を入れる際はかける前に話す内容をまとめておくとよいでしょう。手紙を書く場合は必ず手書きで丁寧な字で書きましょう。早ければ早いほどよいでしょう。
・挨拶に伺う際の服装
「この人になら娘(息子)を任せられる」と信頼感を与える服装が望ましいです。男性はダークカラーのスーツがもっともふさわしいでしょう。女性はお腹の赤ちゃんに負担をかけない、ゆったりとしたワンピースがおすすめです。ストッキングやタイツは着用しましょう。また、男女ともにアクセサリーは控えめに。
・喜ばれる手土産
お互いの両親が好きなものがあらかじめわかれば、好みにあわせたものを持っていくと好印象です。わからなければ、日持ちするお菓子のようなものがおすすめです。手ぶらは絶対にNGです!
まず大切なことは「結婚のお願いをするために挨拶にきた。」という姿勢を見せて、挨拶をすることです。妊娠の状況を先に伝えると「妊娠したから仕方なく結婚するのか。」と思われる可能性があるからです。パートナーを大切に思う気持ちを伝え、結婚を許してもらえるように頭を下げましょう。
挙式と妊娠の順序が逆になって大切な人を妊娠させてしまったことについて、心をこめて謝罪する一方、必ずパートナーと生まれてくる子どもを守りぬくという気持ちと心をこめて伝えましょう。気持ちが伝われば、少々言葉につまってもわかってもらえます!
信頼感を与えるためにゆっくりはきはきと落ち着いて話しましょう。
授かり婚の場合には、通常のあいさつに加えて、子供をどのように育てていくのか、パートナーの両親に伝えておくと良いでしょう。
しっかり考えている内容を話すことで、両親からの信頼感を得ることを心掛けてみてください。
・妊娠の状況、出産後の計画
診断結果や予定日、かかりつけの産婦人科など妊娠の状況を伝えましょう。それに伴って出産後の子どもを育てる環境や、自分の仕事の状況を伝えると安心してもらうことができます。
・家族構成・プロフィール
親・兄弟の構成と年齢、職業、子育てを手伝ってくれそうな人はいるかを伝えることが大切です。自分の親は結婚に対してどのように考えてくれているのかも伝えましょう。安心感を持ってもらえる話をします。
・いつ入籍・挙式をするか
娘の結婚式を心待ちにしている両親の方も多いです。授かり婚の場合には、挙式のタイミングが限定されてしまいます。挙式プランが決まっているときは、式場のパンフレットなどを持参するとイメージが広がりやすいでしょう。
いかがでしょうか?最初は「授かり婚を許せない!」と思っているご両親でも、誠意のこもった言葉と姿勢を見せればわかってくれることも多々あります!マナーと礼儀をわきまえたうえで、あなたができる最上級の誠意をパートナーのご両親にアピールしましょう!