結婚式でスピーチを頼まれたら、新郎新婦へのお祝いの気持ちを込めて挨拶したいものです。ベーシックにまとめるのも一つですが、少し気合いを入れて、心打つ感動的なスピーチや笑いが起きてしまうようなスピーチをしてみたいと欲張ってしまいますよね。そのような人のために今回は結婚式のスピーチを成功させるコツをご紹介します。
まず、声の出し方や目線など、結婚式のスピーチに関する基礎知識を紹介します。スピーチに慣れている人は少ないでしょうから、少し気をつけるだけで効果的なスピーチをすることができるコツばかりです。
スピーチをするときは、胸を張って背筋を伸ばして堂々と立ちましょう。肩の力は抜いて、顎を引き、マイクから15~30センチメートルの距離で話すのがベスト。手は身体の横か、軽く前で組みましょう。
スピーチは、ゆっくり、はっきり話すように心掛け、開場全体をときどきゆっくりと見回しながら、基本的にはまっすぐ正面を見ると、堂々と落ち着いて見えます。
どんなに素晴らしいスピーチであったとしても、話をする態度が良くないと全体のイメージダウンにつながります。姿勢や話し方も注目されていることを忘れないようにしましょう。
そして最後に、緊張をほぐすための適度な量のアルコールを摂取するのであれば問題ないですが、飲み過ぎには十分気をつけましょう。
結婚式のスピーチといえば、涙を誘うような感動的なスピーチが印象的ですよね。そのようなスピーチをしたいという人のために、感動的なスピーチをするちょっとしたコツを紹介します。
自分自身の新郎や新婦との思い出話を通じて、新郎や新婦への伝えたい気持ちをなるべくストレートに表現することが大切です。自分自身と新郎または新婦しか知りえないエピソードを話しながら、そのときの素直な気持ちや、当時言いたかったけど言えなかった言葉などを自分自身の言葉で伝えてみましょう。
ただ原稿を読むだけでなく、自分の気持ちに合わせて間をうまく取り入れたり、声の大きさを調整したりすることで、聞いている人の気持ちをグッと引き込むことができます。
感情移入すると、途中で声がつまり話すことができなくなる場合があるかもしれません。そのようなときもパニックにならず、自分のペースでスピーチを続けるようにしましょう。その涙に、ついついもらい泣きする人も多いものです。
また新郎新婦が友人の場合は、原稿を手紙形式にして、最後に新郎や新婦に渡すとさらに感動が深まるでしょう。
せっかくスピーチをするのだから、多少はユニークで笑いの取れる話をしたいと考えている人もいるでしょう。
そのようなときは、新郎または新婦の武勇伝や失敗談、新郎が新婦に猛アタックをかけていた時のエピソードなど、初めて聞く人が聞いてもおもしろいと感じる内容を紹介してみはいかがでしょうか。新郎または新婦に何かいじる言葉を投げかけて、その反応を見るのも面白いですね。
注意しなければいけないのは、結婚式に参加しているのは同じコミュニティの人間だけではないということです。お笑いに走り過ぎて、下品になりすぎたり乱暴すぎてしまったりすると、会社など目上のゲストや、大切な友人、親や親戚など不快感を覚える人がいるかもしれません。新郎や新婦に恥をかかせることがないように気をつけましょう。
最終的に一番伝えたいことは、新郎と新婦への祝福の気持ちですから、結びの言葉として笑顔で祝福の言葉を伝えることは忘れずにしましょう。その言葉が何よりも笑顔を開場全体にしてくれます。