披露宴におけるサプライズの演出は、事前にばれないよう準備を進めるのが大変ですが、成功したときの盛り上がりは格別です。今回はサプライズで行う余興アイデアをまとめてみました。
・サプライズスピーチ
あらかじめお願いしておくのではなく、当日、その場でいきなりスピーチしてもらう、というもの。司会者が各テーブルをまわり、指名された方がその場で簡単にスピーチする方法は「テーブルスピーチ」とも呼ばれます。誰がスピーチするかは、席札やお皿の裏に目印となるシールを貼っておいたり、受付時に撮影したゲストのスナップショットをくじにしたりして決める方法が考えられます。
盛り上がりますが、いきなりスピーチをお願いされても困る、という人がいるのも事実。そのため、突然頼んでも引き受けてくれそうな人を新郎新婦がピックアップし、司会者に伝えておくというのも一つの方法です。
・ゲストへのサプライズプレゼント
特別親しかった友人やお世話になった人へ、当日サプライズでプレゼントを用意し、贈呈するという演出です。偶然にも同じ日が誕生日や結婚記念日、という人がいれば、そのことを司会者に紹介してもらい、新郎新婦からプレゼントを渡しましょう。
ただし、なぜあの人だけ?と思われないよう、贈る理由がはっきりしているゲストにだけ渡すのが無難です。近々、結婚が決まっている女友達に、サプライズで新婦からブーケを手渡すという演出もあります。
・エンドロールでゲストのお名前やメッセージを流す
挙式当日、撮影されたばかりの映像や画像を使ったエンドロールは、「撮ってだし」や「当日エンドロール」と呼ばれ、披露宴の最後にサプライズで流すと効果的です。具体的には、編集されたばかりの挙式映像をバックに、ゲストのお名前と、それぞれに宛てた新郎新婦からのメッセージがテキストで流れる、といったものがあります。ゲストにとっては、当日の映像がすでに編集されている驚きと、自分の名前や自分あてのメッセージが流されるワクワク感があって盛り上がる演出です。
・公開プロポーズ
お付き合いが長いと自然に結婚する流れとなり、ちゃんとしたプロポーズをされていない、ということもありますよね。そのようなカップルの場合は、披露宴の席で新郎がサプライズで改めてプロポーズする、というサプライズが注目を集めています。プロポーズは女性にとって忘れられない思い出。ぜひ正式なプロポーズをしていなかった男性は、取り入れて新婦を喜ばせてあげましょう。
・新郎から、もしくは新婦から内緒の手紙
新郎新婦が、相手に普段なかなか言えないことを手紙にしたため、サプライズで挙式当日披露する、という演出も感動を呼びます。内緒で電報を打っておいて、電報披露の際、司会者から「最後に特別な電報が届いております」と紹介してもらうのもいいでしょう。
・想いのこもった歌を披露
二人の思い出の曲や永遠の愛を誓うような歌があれば、相手に内緒で練習しておき、当日、サプライズで披露するといったサプライズも喜ばれます。自分の言葉では照れくさくて言えないときでも、歌で気持ちを表現すれば相手に想いは届くはず。友人に協力をお願いし、伴奏をしてもらったり、一緒に歌ってもらったりしても良いでしょう。
・恩師や旧友からのお祝いメッセージを集めたサプライズ映像
結婚式に出席していない恩師や旧友からメッセージをもらい、ビデオレターとしてまとめた映像を、友人がサプライズで作ってくれていた例です。思いがけない人たちと“再会”でき、新郎新婦は懐かしい思いでいっぱいになることでしょう。
・サプライズゲスト登場
新郎新婦の教え子たちがお祝いに駆け付けてくれた、地域の人たちが法被姿で登場し地元のお祭りを再現してくれた、など予想外のゲストが登場するサプライズ演出。企画し、主体的になって動く人は新郎新婦には内緒で事前準備や調整を行い、サプライズ登場してくれたゲストへのお礼なども用意しましょう。
・サプライズプレゼントの贈呈
当日出席している参加者から色紙などにコメントやメッセージを集めたり、新郎新婦のために特別なプレゼントを用意したり、といったサプライズをゲストが用意する例です。
結婚式にサプライズは要らない、という考えを持たれる方もいますが、逆に場を盛り上げるスパイス的な効果も期待できます。プログラムの進行に支障を来さないよう、事前に式場の担当者や司会者とよく相談し、思い通りのサプライズを成功させたいですね。