結婚生活における不満やストレスばかりがクローズアップされがちですが、もちろん夫婦の間にはハッピーな時間も多くあります。結婚しなければ得られないような、かけがえのないひととき。多くの女性たちは、日常のさりげない瞬間に幸福を感じているようです。そんな例をいくつか取り上げてみました。
仕事をして帰ったときに家族が待っているのは、男性だけでなく働く女性にとっても幸せな瞬間です。また専業主婦の場合も、帰ってくる夫や子供がいることで喜びを感じる人が多いようです。上京したり結婚前の独り暮らしが長かった場合は、なおさら誰かと暮らす幸せを感じやすいでしょう。自分だけでは抱えきれない問題にぶつかったときにも、相談したり頼れる相手がそばにいることは大きな支えとなります。ただ隣にいて話を聞いてもらえるだけでも女性は満足なんですね。
どんなに体調に気をつけていてもダウンしてしまうときはあります。一家の生活を支える主婦が倒れると、家の中は大変なことになります。そんな状況の中で「夫が体を気遣ってくれて嬉しかった」という意見を多く見かけます。さらには「付きっきりで看病してくれた」「慣れない家事に四苦八苦しながら、一生懸命おかゆを作ってくれた」など、夫がいる幸せをしみじみ噛みしめる瞬間は色々あります。体調を崩すと心も弱りがち。そんなときに自分のことを心配してくれる存在があることに、深い安心と幸せを感じるのです。
一生懸命作った食事を目の前でモリモリ食べている彼の姿に、結婚という幸せをほのぼのと感じる人も多いでしょう。ましてや「美味しい」「いつも料理頑張ってるね」といった褒め言葉や励ましの言葉があるだけで、また腕をふるってあげようと思うものです。夫だけでなく子供たちが自分が作った食事で成長していくことは、多くの女性にとって大きな喜び。パパや子供たちのお弁当箱がなめたようにピカピカ空っぽなのを見たとき、思わずキッチンでホロリとした人もいるのではないでしょうか。
自分のことを良い奥さんと思えたとき、それは同時に幸せを感じる瞬間でもあります。夫のワイシャツにアイロンをかけたり、靴下を畳んだり。またネクタイを直してあげたり、肩を揉んであげたり、仕事を頑張る旦那さんを支えている実感が幸福感に直結するようです。尽くす相手がいるのは幸せなことですね。
我が子に対する愛おしさだけでなく、父親として新たな一面が見えた夫に惚れ直すケースもあります。一生懸命オムツを取り替えたり子供とじゃれ合って遊んでいる夫の姿を見ると、思わず心が温かくなります。「子供とパパに挟まれて引っ張りダコになる瞬間がとにかく幸せ」というママもいます。
結婚生活で女性が感じる幸せというのは、意外にもドラマチックでも特別な瞬間でもないようです。日常の小さな幸せが積み重なって揺るぐことのない幸福に繋がるのかもしれません。
