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結婚生活のお悩み相談室(2)

2015年01月30日(金)

結婚生活のお悩み相談室(2)

性格的なこととは違い、金銭面での感覚の違いは長い付き合いがあってもなかなか分からないもの。二人で生活を始めてみて、こんな筈じゃなかったと思うカップルも多いのです。暮らしや将来に直接影響することの多い、お金に関する悩み事についてみていきましょう。

その1:何に使ったか分からないお金があり、この先やっていけるのか不安

多くの場合、家庭のお金の使い方は、共働きで生活費を折半しているか一定額を出し合う、あるいはどちらかが家事専業となって生活費を管理するといったかたちをとります。しかし、「使途不明金」の割合が大きいことで、相手に対して不信感を抱くケースも生まれます。例えば、出し合った生活費以外を貯金するのではなく、毎月使い果たしている配偶者や、渡された生活費の使い途に不明な部分が大きい、などのことが考えられます。

もしも配偶者のお金の使い方に疑問を感じたら、なるべく早く話し合う機会を持つようにしましょう。長期間放置するのではなく、不安に感じた時点で軽く、お金の使い途を尋ねてみてください。それと共に、今後の経済的な問題などについても、話し合うと良いでしょう。

その2:生活費がぎりぎりで、自由に使えるお金がなくストレスに

結婚後の経済的なプランニングが不十分だった場合や、見込みの甘さからお金が足りなくなるケースもあります。家賃やローン、保険契約など、長期的に影響がある支出の計算を見直してみてはいかがでしょうか。

片方が家事専業となっていて、生活費が足りないことに嘆いている場合には、まず少しでも仕事をすることを考えてみましょう。短時間のパート労働などでも、積み重ねれば必ず家計の足しとなります。また、会社の都合や転職などで、結婚前考えていたよりも配偶者の収入が減少してしまった時は、それに伴って支出の見直しを行う必要があります。そんなときにも、節約を楽しみながら二人で仲良く生活していくために、話しにくいお金の事もしっかりオープンにしていけると良いですね。

その3:配偶者がケチで、生活するのに十分なお金がもらえない

生活費をもらってやりくりをする家事専業の立場では、時として渡される「生活費」の金額そのものが問題になってきます。あまりに少なすぎて、やりくりが大変であったり、全く足りなかったり、自分の自由になるお金が全く持てないなどの悩みが聞かれます。

ここで一旦考えなければならないのは、渡されている生活費の程度が「本当に足りないレベル」なのかどうかという点です。一般的には十分な金額を手にしているのに、使い過ぎてしまっている可能性もあります。もしも自分の感覚が不安であれば、複数の親しい人に相談して、感じていることが常識の範囲内であるかどうかを確認してください。また、何をやっても相手に「贅沢」と言われたり、いちいち金銭を出し渋り嫌味を言う、ということもあるようですが、これについては性格的なことでもあるため、改善してもらうには根気を必要とするでしょう。

性格的なこととは別に、医療費を出してくれず病院に行けない、生活必需品の購入すらままならない、節約をしているのに食べるものが足りない、というケースでは、「ケチ」を超えて「経済DV」の領域に入ることもあります。そのような場合は感覚が麻痺してしまわないうちに、身近な人に相談することが必要です。

「お金の悩み」を3ポイントから紹介させていただきましたが、いかがでしたか?私たちの場合は関係ないと感じている方も多いかもしれません。しかし、多くの人は結婚前には同じように「自分には無関係」と思っていたのです。大きなトラブルを起こす前にきちんと「お金のこと」を、話し合っておけるように努力してみてください。

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