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結婚生活のお悩み相談室(1)

2015年01月30日(金)

結婚生活のお悩み相談室(1)

長く続く結婚生活において、切っても切れないのが相手方の家族・親族との交際です。考え方や習慣の違いから、すれ違いが生まれてしまうこともあります。いろいろなタイプの親族づきあいについてのお悩みについて、考えてみましょう。

その1:義実家との考え方の違いでストレスがたまってしまう

結婚後に問題になる義実家との人間関係は、配偶者の親との関係だけでなく、兄弟姉妹との場合もあります。また、「考え方」の違いはなかなか埋めがたいことでもあり、重荷に感じられるような事例が多いものです。
特に、配偶者に同年代で未婚の親類が居る場合には、いろいろとトラブルやストレスの原因になることも。義実家への訪問時には、自分だけが知らない不文律などに疲れてしまうこともあるかもしれません。

親戚同士の集まりでの雰囲気やノリ、というものには、それぞれ独特のものがあります。もともと所属していない人にとっては、かなり異質に感じられるケースもあり、ちょっと苦情を訴える程度では理解してもらえないことも珍しくないのです。実害がある場合にはしっかりとその点を配偶者に訴えた上で、長期的な対処を考えるまが良いでしょう。しっかりと話し合い、問題点を理解してもらうことが解決へのスタート地点となります。

その2:自分の親のように私の親も大事にして欲しい

夫婦にはそれぞれの両親がいますが、付き合いのバランスが良くない場合は夫婦の問題点として浮上してくることも多いでしょう。親との交際は女性側に大きな比重がかかりやすく、不満として溜まりやすい傾向があります。

自分の親と、配偶者の親に対する扱いの違いを悲しく思うのは、男女どちらでもある出来事ですが、具体的には「軽く見られている」「気遣いが少ない」といった感覚的なものから、金銭的な価値観の違いといったレベルまで、問題には大きな幅があります。
感覚的な問題の場合は、まずは夫婦で話し合う必要があるでしょう。誤解があるなら解くように努力をし、感覚そのものに違いがあるようであればさらにしっかりとした話し合いをしなければなりません。
ただし、配偶者の親はあくまでも配偶者の親であり、個人的な付き合いが構築できていない段階では完全に「義理の関係」に過ぎません。あまり相手に多くを求めすぎないようにすることも、心掛けるようにしたほうが良いでしょう。

その3:これからの親戚付き合いが上手くいくと思えない

習慣の違いなどが大きすぎて、今後の付き合いを上手く維持できないかもしれないと思うようなこともあります。我慢をし続ける、というのもひとつの選択肢ではありますが、配偶者と一生を添い遂げる気持ちがあるのなら、これはあまり得策とは言えないかもしれません。一人が無理や我慢を一手に引き受ける関係は、いつか破綻を見ることになります。属性の違いを双方が受け入れて、距離を持った関係を構築できることが理想となります。

その4:親離れ、子離れが出来ておらず、干渉されるのが辛い

結婚をし、新しい家庭を持ったにもかかわらず、高頻度で連絡や干渉を続けるのは母親に多い行動です。「心配だから」と枕詞をつけられると、なかなか無碍にはしづらいところがあるものですが、実子がはっきりと「迷惑」であることを告げるのが効果的な方法と言えるでしょう。
もちろん、やめてほしいと口にしたからといって、干渉が即座に止むとも限りませんし、親離れができていない人ならば、かえって自分の親を擁護することもあり得ます。ここは根気よく、夫婦で話し合いを続けるしかないポイントです。

結婚をし、家庭を築くという意味を理解してもらい、親離れ・子離れを実践してもらうためには、少し時間を要するケースもあるのです。

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