花嫁にとっては待ちに待った結婚式。その晴れのステージで身に着けるウェディングドレスは一生の想い出になるからこそ慎重に選びたいものです。夢にかなうドレスを選ぶ際のポイントをいくつかご紹介します。
結婚式のウェディングドレス姿、何といっても参列者に見守られる中、父親に手を引かれながらヴァージンロードを歩き始める場面が最初のポイントで、大きな注目と印象を集めます。そのファースト・インプレッションをイメージしながら自分に合った希望のウェディングドレスを選ぶことになりますが、日常のファッションと違い、どのような衣装がよいのか大いに迷うもの。
よい選択をするためには、自分の希望を事前にまとめておくことが大事です。例えばウェディングドレスの専用ウェブサイトや雑誌などで、いくつかの衣装を見て気に入ったものを印刷したり切り抜いたりして、このようなドレスを身に着けたいという希望を具体的に示すと、結婚式場の衣装担当の方も理解が早く、先に進めやすいといえます。
結婚式の主役は新婦だけではありません。当然パートナーとなる新郎との2人がメインとなります。ですから2人の衣装がそれぞれ引き立つような選択が必要です。例えば花嫁がブルー系のウェディングドレスを選択した場合、新郎の衣装もバランス的に調和の取れた色合いのタキシードを選択するのがよいのです。
また、そのデザインにおいても、新婦側がラメやフリルなどがたくさん付いたやや派手目の衣装に対し、新郎は地味系の衣装だと、バランス的にも釣り合いが取れず、逆に花嫁だけが浮いてしまい、マイナスの印象を持たれることもあります。さらに結婚式が真っ白なチャペルで執り行われる場合に、真っ赤なウェディングドレスではどうしてもバランスが取れないというケースが生まれかねません。
一生に一度のウェディングドレスですし、どうしても個性的なドレスにしたい場合は、お色直しに着るとよいでしょう。あくまでも新郎や結婚式場との調和を考えながら衣装を決めていくことが大切です。
人間は顔のカタチが違うように体形も人それぞれです。背が高くてスタイルもバツグンといった方は何を着てもお似合いですが、背の低めの方や体形的に標準から多少離れた方などは同じウェディングドレスでもまた違った印象に見えるので、やはり注意が必要です。
オーダーの場合は自分の体形にフィットしたピッタリの衣装を作ることができますし、レンタルの場合でも最近では色々な体形に応じた衣装が用意されているので安心です。もし、不安であるならば、ウェディングプランナーなどへ事前に相談すれば、衣装担当がその条件に合った衣装や補正インナーを準備してくれます。初めての結婚式ですから、不安でいっぱいなのは当然。質問や悩みをしっかりと聞いてもらうことが大事です。
また、どうしても式場の衣装室や提携先のショップに自分の気に入った衣装がない場合は、どうすればよいのでしょうか。提携先以外のウェディングドレスショップで気に入った衣装があり、それを利用する場合は持ち込み料がかかる場合があります。その点も事前に確認しておきましょう。
すべてに通ずる基本的な条件としては、自分の体形をよく知り、その体形にあった衣装選びをすることです。
結婚式までには、その内容や進行など、事前にウェディングプランナーと打ち合わせをするため何度か会場へ足を運ぶことになります。その中で、必ず一度はウェディングドレスの試着をしましょう。多くの場合は結婚式場のドレス室で行いますが、中には専門のウェディングドレスショップで行う場合もあります。
いずれにせよ、事前に予約を入れる必要があります。予約をせずに試着に行った場合、他のカップルとバッティングすることや担当者が不在ということもあるので、事前に電話で確認を取ってから試着日を決めるようにしましょう。
試着当日は、自分の希望を伝えるとそれに応じた衣装が何点か用意されて、試着することになります。その際の注意点は立ったときだけではなく、座ったときの状態も確認することです。腰回りに余裕がない場合は座ったときにとてもきつくなり、披露宴では着席している時間も長いため、しっかりとチェックが必要です。ドレスの丈はヒールの高さに合わせていきますが、歩きやすさや背丈にあった長さを選ぶこともポイントの1つとなります。
バストはデザインにもよりますが、お辞儀をすることが多いので、その際胸元から下着などが見えないか、担当の方にチェックしてもらうことが必要です。自分だけでは鏡を見ても気付かないケースが多いので、新郎も含め、周りからのアドバイスが大事になってきます。
自分に合ったウェディングドレスを選ぶ際のポイントについていくつかご紹介しましたが、いずれも納得のいくまで相談や交渉をし、2人にとって最高の結婚式となるようにしたいものです。