入籍をするには何をどうすればいいんだろう?役所に行くことと婚姻届けにサインと印鑑をおすこと以外は何も見えてこない…という方がほとんどではないでしょうか。ここまではドラマなどでよく見るシーンなので何となくわかるものの、実際は一体何を準備しているのか!?これからそれらを詳しくご紹介します。
入籍手続きには、前もって準備しておかなければならない書類があります。順番に見ていきましょう。
1.婚姻届
役所でもらえます。書きまちがえても訂正印で大丈夫です。もらえる課は、戸籍課、市民課、住民課などです(自治体により名称は異なります)。
まず、婚姻届けを出す日である「届出日」を書き込みます。これは、受理されれば晴れて入籍日となる日です!
そして、2人の氏名(旧姓)、生年月日、住所(住民登録をしている所)、本籍、両父母の氏名、新しく名乗る姓などの基本情報を書き込みます。
ちょっと悩んでしまうのが「新しい本籍」。新居がまだ決まってない~という方もいるのではないでしょうか。でもこれ、実はどこでもいいのです。これから住む場所でも、通っていた学校でも、なんと皇居でも。ただ、そこに書き込んだ本籍のある役所でしか戸籍が取り寄せられなくなるので今後の手間のことを考えると、実際に住んでいる地域や、実家の住所を書く方があとあと便利です。
「同居を始めた時」という欄もありますが、同居してなければ空欄でOK、挙式もしかり。「届出人」は2人の氏名(旧姓)を書きそれぞれの印を押します(認印も可)。証人は、家族でも友人でも、成人であればOKです。
2.戸籍謄(抄)本
婚姻届けを出す役所と、今住んでいる地域が違うなら戸籍謄(抄)本 が必要です。これは現在の戸籍のある役所でしか、もらえません。郵送もしてもらえますが、時間がかかるので早めに手配しておきましょう!もし夫婦のどちらかが、婚姻届け先に本籍があっても、ない人の分が必要ですので、事前に家族に聞くなどして確認しましょう。
3.身分証明書
本人確認をするために必要です。運転免許証やパスポートなど、顔写真があるものを用意します。ない場合は保険証や年金手帳でも大丈夫です。
婚姻届けを提出する場所は、「夫または妻の本籍地」か、「夫または妻の所在地」の役所です。所在地は滞在先でもOKなので、リゾートウェディングをした滞在先の役所でも出すことが可能です。この場合も、戸籍謄本と身分証明が必要です。言い換えると、この二つと婚姻届けがあれば、国内のどこでも入籍することができます。
提出する日は、2人で決めた入籍日に提出します。足りない書類や間違いがなければ、その日で受理されます。不備があった場合は、入籍日が変わってしまうので注意しましょう。受付時間に間に合わず守衛さんに預けたとしても、書類に不備がなければ提出日がそのまま入籍日となります。
婚姻届けを出す人は、夫婦どちらかでもいいですし、代理人でも大丈夫です。ただ、代理人に頼んだときは、書類が通らなかったときに対応できないので注意しましょう。
夫婦のこだわりでねらった入籍日を必ずゲットしたいならば、とにかく書類を完璧に仕上げましょう。役所の当日の込み具合によっては、スピーディーな対応をしてくれないこともあります。いらいらして夫婦喧嘩にならないように、きちんと準備した上で、その日の早い時間に夫婦一緒におもむくほうが安心です。
それでも書類の修正や揃えが間に合わなかった場合は、残念ながら次の日以降にもちこされます。どうしてもその日にちにこだわるならば、次のチャンスは来年になってしまいます。自治体によっては、戸籍謄本は間に合わなくても近日以内に提出できるならOKというところもありますが、できないこともあります。いざその場で困らないように事前にネットで調べたり、役所に確認してみるのもいいですね。
ともかく早めに、必要事項をチェックして、書類を各地域の役所から一式取り揃えておくのが先決です。婚姻届けを提出する直前に慌てることもありません。希望の入籍日をゲットできるよう祈っています!