結婚式の費用はだいたい全体でいくらくらいかかるのか、またその内訳はどうなっているのか、気になりますよね?どこで式を挙げるかによって違うことは分かっていても、だいたいの目安が分からないと、具体的な計画はなかなか進められないものです。そこで、結婚式でかかる平均費用についてご紹介します。
ある結婚情報誌による調査(平成24年)では、挙式と披露宴を合わせた結婚式にかかる費用は、全国平均で約340万円となっています。もちろん、挙式のスタイルや衣装、料理や演出などによって大きく変動しますが、だいたいのイメージをつかむために、その内訳についても知っておきましょう。
内訳の一つ、挙式費用については、平均的に25万円ほどとなっています。バイオリンなどの生演奏や、ゴスペルなどの生歌を加えたい場合は別途費用が必要です。
披露宴での料理、飲み物、引出物、引菓子の合計に関しては、ゲスト一人当たり約2.5万円。ゲストを60人呼ぶと約146万円となります。
新婦の衣装代は、2着分で約46万円。新郎は約16万円となっています。新婦のドレスは1着だけにし、ヘアスタイルや小物でイメージチェンジをする方もいます。ただ、白いウェディングドレスとカラードレスなど、2着選ぶ方が多いです(約6割)。
そして、プロによるスナップ写真とアルバム製本代が約22万円、ビデオ撮影が約17万円。友人に頼む場合も、謝礼を用意しましょう。さらに、スタジオでの別撮り写真や、親族の集合写真の撮影代は別途、14.5万円ほどとなっています。
さらに、会場の装花代は約17.5万円となっています。どこにどれくらい花を飾るかによって大きく変動します。他にも、生ケーキや演出、美容代などこだわりに応じて必要な費用が増えるので注意しましょう。
レストランを貸し切って行う結婚式の場合、費用の平均は260万円です。新郎新婦が実質負担した額の平均はなんと16.5万円というデータもあります。
レストランウェディングの場合、形式にとらわれない、カジュアルでリラックスした結婚式ができるのが魅力の一つです。
また、費用をおさえつつも、レストランのこだわりの料理をふるまうことができます。コース料理はもちろん、よりカジュアルなビュッフェスタイルを選ぶ方も多いです。
併設のチャペルなど挙式会場が特になくても、ガーデンでの挙式や、ゲストに結婚を承認してもらう「人前式」というスタイルも人気です。
グレードの高い、豪華なホテルで挙式・披露宴を行った場合、平均額は400万円以上となっています。
会場費や控室料、介添料やサービス料、写真代などの他、こだわりの料理や格式の高い引出物などによって、費用が高くなる傾向があります。
おもてなしのプロであるホテルスタッフによる、質の高い対応が可能なので、職場の上司など、年長者のゲストが多い場合でも安心できるのが魅力の一つです。また、充実した設備や豪華な演出など、ゴージャス感のある結婚式が叶います。
ハワイ、ヨーロッパ、グアムなど、海外での挙式にあこがれている方も多いですよね。何となく高そうなイメージを持つかもしれませんが、費用の相場は、160万円から200万円ほどとなっています。
その金額には挙式代や現地での少人数(6人から10人ほど)のパーティ費用の他、新郎新婦の旅費(飛行機代、宿泊代)も含まれています。ただし、親族や友人など、ゲストの旅費は含まれていません。ゲストの旅費も負担する場合は、さらに費用がかかることになります。
ゲストの旅費については、その一部を負担する方もいれば、一切負担せず自費で来てもらったという方も少なくありません。
また、エリアによっても費用が変わり、ハワイが一番高く、アジアはハワイの場合よりも30万円以上安いというデータもあります。
海外挙式は、結婚式とハネムーンを兼ねたい方、親族や親しい友人だけでアットホームな式をしたい方などに人気があります。
帰国してから披露パーティや1.5次会を開く場合も多いので、その費用についても考慮に入れておきましょう。