幸せいっぱいなはずなのに・・・突然訪れたマリッジブルー体験談です。
3年ほどお付き合いした彼との結婚が決まり、結婚願望が強かった私はやっと結婚ができると幸せいっぱいな気持ちになっていたのもつかの間、マリッジブルーになってしまったのです。
お互いが結婚するという気持ちになったことは良いのですが、結婚するにも色々な段取りや、やらなくてはいけないことがあります。両親同士の顔合わせはどうするのか、2人でどこに住むのか、結婚式はどうするのか…心に余裕があり、楽しく進めていければなんてことはないことだと思いますが、すべてを段取りよく完璧にこなしたい私と、なんとなくでもいいんじゃない?という、とてもマイペースな彼でなかなか意見がまとまらず、イライラとしてしまいました。自分にはない、おおらかな性格の彼のことが好きなのに「結婚」という言葉に今まで以上にしっかりしなければという思いで、いっぱいいっぱいになっていたと思います。
さらに結婚式については両親同士の意見に差があり、結婚したかったのに結婚するってすごくつらく大変なことなのではないかと思えてきました。彼の両親とのお付き合いを考えたりすると鬱々としてしまいました。もう自分勝手なことはできなくなるんだなと…。
とは思いながらも無事結婚に至り、普通に楽しい生活を送っていますが結婚の不安に対する気持ちが大きくて何を準備しても楽しいと思えなかった時期、私にとってもマリッジブルーでした。
(33歳 女性)
私には8年間付き合った彼氏がいました。しかし、彼には結婚願望も子供が欲しいという願望も無く、いつまで経っても結婚してくれませんでした。
それでも私は彼のことを本当に愛していたので、いつか結婚してくれるかもしれないという期待と、もし結婚してもらえなくてもこんなに愛している相手と一生一緒に居られるならそれも幸せかもしれないと思って付き合っていました。
しかし、私が30歳になったときでした。学生時代に付き合っていた男性と再会しました。その彼も独身で、結婚を意識しているというような話になりました。なんとなく二人でデートする機会が増え、彼から結婚前提に付き合ったほしいと言われました。
私は8年間付き合っている彼が居るし、その彼のことを本気で愛していたですが、やはり私自身「結婚」というもの自体がとてもしたかったことに気が付きました。この元彼と付き合えば確実に結婚ができる。そしてその元彼のほうが私のことを真剣に考え、愛していると言ってくれる・・・結果、私は8年間付き合った彼と別れて、その元彼と付き合って結婚をしました。
お互いの両親への挨拶を済ませ、入籍する日が近づくにつれ、8年間付き合った彼のことを思い出してしまいました。本当にこのまま、そんなに愛してもいない彼と結婚がしたいという理由だけで結婚していいのだろうか?彼にも失礼だし、自分も幸せになれるのだろうか?心から愛している相手と一緒に居た方が幸せになれたのではないだろうか・・・と、マリッジブルーになりました。結局、流れに身を任せてそのまま結婚しました。
今は結婚をして良かったと心から思っていますが、あの時のマリッジブルーは本当につらかったです。
(31歳 女性)
マリッジブルーなんて、結婚に向けて幸せの絶頂にいる自分に降りかかってくるなんて思いもしませんでした。
付き合って3か月の年下の彼からプロポーズを受けて、それから一年後の結婚に向けて私は本当に幸せでした。結婚し大好きな人と夫婦になれるということが単純にうれしかったのです。そこから、具体的な結婚へ向けた準備もはじめのうちは順調に進んでいました。
私の場合、理想の結婚生活やら夫婦像といったことへの夢見るような浮ついた気持ちはすぐに収まり、割と現実的に結婚への準備体制、二人の微妙な関係の変化にも対応できていました。そこには、両家の友好な関係や結婚へ向けての物理的・環境的な障害がほとんどなかったからという理由が大きかったし、また私たち二人の関係も良好だったからだと思います。
ほぼすべての準備段階を終え、彼の転勤の関係で入籍以前に一緒に住み始めた頃から、だんだんと私の気持ちに変化が起こってきました。彼との生活は穏やかで、楽しいものだったけれど、逆にそれが不安要素になったのです。私はこのまま、ずーっとこんな普通の生活を過ごすのかと思うと、気持ちが萎えてきたのです。平凡、地道、普通・・・といった、今考えると生活していくうえで重要なキーワードなのですが、その頃の私にはこのまま年老いていくだけのむなしい人生になる、と思い込んでいたのです。自分のそれまでのアクティブで刺激のある生活はなくなってしまう、自由なんてない、と自分自身を落ち込ませていました。
その気持ちは結局誰にも相談できず、結婚をし、新生活をスタートさせ現在に至ります。いつの間にか、恐れていた不安は日々の生活で現実のものとなりましたが、あの苦しかったマリッジブルーはいつのまにか消えていました。今思うと、知らないこと・体験への恐怖心からネガティブになっていただけだったんだなと思います。現在の普通の生活が、私にはとても大切なものです。
(36歳 女性)