結婚を決めるとき、または、決まったときに、人はみんないろんな要素で不安になるものです。人間は変化に直面したときに不安を感じる生き物だからです。今回は、そんな結婚にまつわる不安材料とその対処方法をご説明したいと思います。
婚約する前にけんかの経験はありますか？ 相手を気遣い、けんかをしないように仲よくつきあっていくことは大切なことですが、けんかを一度もしないまま婚約すると、相手の本性が見えずに、婚約してから不安になることがあります。婚約したとたんに横柄にいばる人もいるかもしれません。そんなことにならないように、婚約前に一度はけんかをしてみてはどうでしょう。
もちろん、けんかを好まずどちらかががまんし、けんかまで発展しないというカップルもありますよね？ でも、結婚生活は長いのです。育った環境が違うので、意見が合わない場合も当然出てきます。つきあっている期間中でもそういった状況が必ずあるはずです。その時はがまんせずに、思いきってけんかをしてみてください。けんかをすると相手は普段見せない本音、本性を現すものです。思いっきりけんかをしてみて、相手の本性を引き出し、その後、元通りに仲直りすればよいのです。
けんかをしても怒りの感情は長続きしないものです。一通りけんかをしたあと、何もなかったように接すれば、今までどおりの関係に戻れます。愛し合うカップルであれば、問題ないはず。もしも、けんかにより修復不可能な関係になってしまった場合には、結婚前に気づいてよかったと思いましょう。結婚生活で同じことが起これば、離婚しか選択の余地がありません。相手の本性を知らずにスピード結婚、スピード離婚の例は芸能界などでもよくある話です。
もしも婚約後に相手の本性が分かり、結婚に不安を感じても、大局的に結婚の選択に自信があったら、これまでの楽しい思い出や結婚後の夢を思い描いて乗り切りましょう。結婚前に本性をつかむためには、思いっきりけんかをしてみるのもよいかもしれません。そこでよく話し合い、譲歩の余地があれば、そのまま結婚に踏み切ればよいですし、譲歩の余地がなければ、婚約を破棄するしか方法はありません。がまんの一生を送るのは不幸と言えます。愛し合う二人であれば、きっとどこかに譲歩の余地があるはずです。不安を抱えたままの結婚はよくありません。お互いの本音をさらけ出すことが大事です。そのためには、けんかも一つの手段です。
結婚して、相手の実家に同居することや、遠方の相手であれば、相手の住む土地に引越しをすることもよくあるパターンです。頼れる人は相手だけで、友達も家族もいない、不安になる状況ですよね？ その状況を逆手にとるのが、不安を解消する手立てです。もしも、相手の実家に同居する場合には、相手の両親を頼るのが一番です。教えてください！と素直に頼み込めば、相手の両親との関係もよくなりますし、不安も解消されて一石二鳥です。親にすがってくれるかわいい嫁、または婿として相手の両親には映り、かわいがってもらえるでしょう。
遠方の相手の住む土地に行かなければならない場合には、頼る相手は、お互いのパートナーしかいません。思いっきり甘えてみてはどうでしょう。いっそう愛が深まるはずです。不安よりも、２人しかいないという状況に酔いしれてみてはいかがですか？ 不安は後から考えると楽しい思い出になるものです。乗り越えられない不安はないということを覚えておきましょう。これからの楽しい結婚生活を思い描き、紙に書いてみるのはどうでしょうか。相手とも話し合い、具体的に1カ月に1回は実家に帰る取り決めをするとか、2日に1回は実家や友達に電話をするなど、具体的な内容を取り決めれば、心は軽くなり、乗り越えられるはずです。
結婚すると必ずあるのは義理の両親や親戚づきあいの問題です。結婚前には必ず、相手の両親についてパートナーからよく聞いて、納得しておきましょう。生まれ育った環境が違うため、理解できないこともあるかもしれません。理不尽な説教をもらうこともあるかもしれません。そんなときには、やはり、パートナーの理解と愛が肝心です。正直に気持ちを話し、相手に理解してもらい、乗り切るしか方法がありません。
結婚生活は長いものです。一方、相手の両親や親戚とのつきあいはパートナーとの時間よりも短いのです。お互いを理解し、生まれ育った環境にも理解を示し、対策を話し合い、時には、相手の両親に直接パートナーから話をしてもらうなどして乗り切りましょう。
その場合、相手を敬う気持ちが大切ですが、何より大事なのは、結婚するのは親や親戚とではなく、パートナーとであるということです。結婚前から不安に思ってもしかたのないこと。無理に仲良くしなくても平気平気。必要な時にさしさわりのない程度につきあっていければ大成功です。不安に思うより、相手との幸せな結婚生活を思い描いてください。うまくいかなくても当然なんです。娘、息子を取られたと思っている相手なのですから。
いかがでしたか？ 結婚でありがちな不安要素についてご説明しました。結婚すると家族が増える楽しみもあります。不安だけではないことを考え、前向きに結婚について考えていただけたら幸いです。どうしても不安になったら、不安解消のヒントにしてみてくださいね♪
