結婚が決まってしばらくは、幸せいっぱいで何をするにも楽しかったのに、結婚準備を始めてから、小さなことでイライラしたり急に不安に襲われたり、結婚なんてやめちゃおうかな、と考えてしまう……。これらの症状に思い当たる方はいませんか? もしかしたら、「マリッジブルー」かもしれませんよ。
マリッジブルーは、結婚に関することで感じる精神的ストレスが、肉体的または心理的な症状となって現れることを言います。女性に多く見られますが、男性でもマリッジブルーになることがあります。結婚を控えている多くの人が経験していますが、マリッジブルーだと気づかずに見過ごしてしまい、破談などの結果を迎えるということもあるのです。
マリッジブルーの症状に気づき早く乗り越えていくためにも、マリッジブルーの症状について知っておくことが大切です。マリッジブルーだと気づくだけでも心が軽くなるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
結婚準備を進める中で、パートナーが楽しそうに結婚準備をしていたり、幸せそうにしていたりする姿を見ても、その気持ちを共有できない。そんな自分に対して憤りを感じ、余計に落ち込む。相手に特別な不満を感じているわけではないのに、「この人と結婚して本当に幸せになれるのだろうか?」と疑問に思う……。これらの悩みは、パートナーに相談することができないため、ストレスだけが蓄積してしまいます。
楽しみにしていたはずの結婚自体を素直に喜べず、不安になったり、悩んだりしてしまうこれらの精神状態は、すべてマリッジブルーの症状です。
結婚式のことや新居のことなどでお互いの意見が食い違ったり、結婚に関する準備を自分一人でしているように感じたりすることがあります。また、結婚式のことや新居のことなどに対し、お互いの両親がいろいろと口をはさんでくることも……。これらが原因で、結婚後の生活に不安を感じたり、ドレスにまで口を出されて思い描く結婚式ができないのではと不満を抱えたり、気持ちを察してくれないパートナーに対する不信感が芽生えたりすることもあります。
これらの不満や不信感がイライラを引き起こし、ストレス由来の過食や不安による食欲不振などの身体的なマリッジブルー症状となって現れることもあるのです。
周囲の人たちに「おめでとう」と祝福されても、本当におめでたいのか疑問に思う、「おめでとう」と言われるたびにかえって苦しくなるなど、周りの人たちからの祝福が重くのしかかることもあります。この場合、周囲の祝福をプレッシャーに感じる前の段階で、すでにマリッジブルーの症状が現れていることが多いのです。
周囲の人たちの祝福に対して、心から「ありがとう」と言えるように、マリッジブルーの症状に早い段階で気づいておきたいですね。
「結婚式や新居の相談をしても、なんとなく上の空で盛り上がりに欠ける」「結婚後の生活を思うと楽しみよりも心配の方が大きい」「彼の両親とうまくやっていく自信がない」など、「この人で間違いないのか」「本当にこの人でよいのか」と自問自答する場面が訪れることがあります。
多くの場合、男性のプロポーズを女性が受ける形で結婚が決まりますね。男性は、プロポーズをする前に「この人を幸せにできるのか」と真剣に悩んだ末に結婚を決めるので、ある意味すっきりしています。一方、結婚が決まってから「本当にこの人でよいのか」と不安を感じるのは、圧倒的に受け身だった女性に多く見られるマリッジブルーの症状です。
マリッジブルーは、精神的なストレスが原因となり、心理的な症状だけでなく、肉体的な症状となって現れることもあることがお分かりいただけたでしょうか? 結婚式に関することはもとより、結婚後の生活スタイルの変化や新しい親族関係に関する不安などが引き金になることもあります。
マリッジブルーの症状を見過ごしてしまうと、悪いようにしか考えられなくなり、破談という事態にまで陥ることがあります。おかしいな?と思ったらマリッジブルーを疑って、早めに対処しましょう。