人生の門出となる結婚を今までお世話になってきた人達に報告することは大切なことです。結婚式を挙げなかったカップルもはがきでお礼と現在の状況を大切な人に報告しましょう。また、結婚式は挙げたカップルも参列できなかった方がいる場合ははがきを出すことが必要です。今回は、はがき作成のコツや文例を紹介します。
日頃疎遠になっていることもありますので、礼儀をわきまえて丁寧な文章にしましょう。しかし、身内でもあるので徹頭徹尾堅苦しい文章にする必要はありません。相手によってはユーモアを交えたオリジナリティ溢れる文章だと形式的ではなく心のこもったはがきとなります。
「私たちは○○月○○日に結婚式を挙げ新しい人生をスタートしました。まだまだ未熟な2人ですが、これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。」
日頃からお世話になっている先輩・上司へのはがきは、尊敬の気持ちやこれからの抱負をこめた少しかしこまった文章が望ましいでしょう。また、夫婦の写真が入ったはがきは避けた方がよいとも言われています。どうしても写真を送りたいときは2人で撮った写真に手紙を添えて封書で送りましょう。
「私たちは○月○日に結婚いたしました。ここに謹んでご報告申し上げます。 未熟な二人ではございますが 明るく楽しい家庭づくりに邁進してまいりたいと思っております。今後とも変わらぬご教示と励ましを頂けますようお願い申し上げます。」
気心しれた同僚や友人にはがきを送るときは多少フランクな文章になってもOKです。2人の個性が伝わるように、ユニークな文章にしてみてもよいでしょう。ただし、親しき仲にも礼儀ありです。相手が眉をひそめるひとりよがりな文章にならないように気をつけてください。あくまでも大切な人を思う気持ち、から出すはがきということを忘れないでください。
「○月○日(大安)私達結婚しました。
これもひとえにみなさまのおかげと感謝しております。新居は東京湾まで見渡せる隅田川沿いの高層マンションです。ぜひ遊びに来てくださいね。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。」
入籍や挙式から遅くとも1か月以内には送るようにしましょう。暑中見舞いや年賀状の時期が近い際は、兼用で送ってもよいでしょう。はがきは、普通の郵便はがきでももちろん構いませんが、郵便局には結婚報告はがき用切手もあるので、こちらを使用することをおすすめします。また、好きな写真で作るフレーム切手と呼ばれるものもあります。お気に入りの写真がある方はぜひトライしてみましょう。
・親戚・親族や友人にはやはり2人で撮った写真があると格段によろこばれます。お気に入りの写真を探しましょう。
・裏面には「Just married」「私達結婚しました」などの見出しを大きく書くと一目で内容が伝わります。
・上記で紹介した挨拶文例をいれましょう。時候のあいさつや、「新居にお越しの際はぜひお立ち寄りください。」などと入れることもいいですね。
・旧姓も入れた2人の氏名、新住所、電話番号は忘れずに記載しましょう。
・印刷しただけのはがきはとても味気ないものです。必ずひと言は手書きでメッセージを添えましょう。
送り先の氏名や住所は印刷でも問題ありませんが、にじみやすいので注意が必要です。ただしラベルシールはDMのような印象を与えてしまうので避けましょう。
かつては堅いイメージがあった結婚報告はがきですが、最近はおしゃれで選ぶ方も見ていて楽しいものが増えました。面倒くさいと思う人もいるかもしれませんが気軽にチャレンジしてみましょう!