感覚の違いから生まれるすれ違いは、放置すると取り返しのつかない心の距離を作ってしまうものです。日々の行動や金銭感覚など、話し合いで軌道修正の可能性があるイライラ行動4つについて見ていきましょう。
誰かと一緒に快く生活していくためには、一定のルールを守ることや気遣いは不可欠なもの。ひとり暮らしでのクセが抜けないままでいると、同棲相手に不快感を与えてしまうことがあります。
帰宅時間を知らせずに深夜まで友人と遊び惚けてしまったり、着替えの時の衣類の脱ぎっぱなしなどは禁物。どちらもひとり暮らしならば、特に誰かに指摘されることのないポイントですが、第三者との生活では大問題です。
着替えのマナーや連絡などが窮屈に感じられるからといって、やりたい放題はやめましょう。待っていてくれる人がいるなら遊びすぎには注意して、遅くなってしまうならば連絡を。子供のように脱ぎ散らかすことからは卒業して、せめて衣類カゴにいれるくらいはするべきなのです。
「自分の家だから問題無い」「友達だから!」と考えてしまいがちですが、同棲生活では「自分だけの家ではない」ことを重く受け止めておく必要があります。
特に、異性の友達を家に呼ぶ行為は、男女共通で絶対に避けたいことのひとつ。元々二人に共通する友人でもないかぎり、同棲している部屋にあげるのは考え物です。
社交的な性格の恋人であっても、異性の友人、つまり恋人と同性にあたる人物の取り扱いには普段から注意が必要ですし、自宅に勝手に招く行為はおすすめできるものではありません。事前に許可をとる段階で了承してくれたとしても、心の中ではいい気分ではないという人も多いので、基本的にはNG行為と考えて、企画自体をしないようにするのが無難です。
ゴミかどうかの判断は時として難しいもの。とはいえ、一定のルールを設けることでトラブルを避けることは不可能ではありません。
まず考えられるのは、ゴミ箱に入っていないものは勝手に捨てないこと、というルールを設定しておくこと。いかにもゴミのように思えても、ゴミ箱に入っていない以上勝手に廃棄することは遠慮し、確認を取るようにするのです。
とはいえ、絶対に捨てられたくないものなら簡単に手に取れる場所に放置しないくらいのことはするべきです。判断の難しい物体を放り出しておかないようにして、大事ものならきちんとしまっておくようにしましょう。
「自分のお金をどう使おうと自由!」という声が聞こえてきそうですが、金銭感覚のズレは普段の生活にも必ずにじみ出てきます。生活用品を一緒に買い物している時にも、価格を考えないでどんどんカゴにいらないものを衝動的に投入したりしていては、二人で決めた生活費をすぐに上回ってしまうでしょう。
一方ががんばって節約につとめていても、これでは何の甲斐もありませんね。必要かどうかをじっくり考えてから購入を検討する人と、思いつきで衝動買いを繰り返す人では、考え方が根本的に異なっているのかもしれません。
同棲相手のお金の使い方が気になる人は、一度まとまった時間をとって、まじめに話し合ってみてはいかがでしょうか。お互いに譲れるところがあるかどうか、誤解をしていないかを確認して、共同生活を続けられるかどうかについての参考にしてください。
別々の生活をしてきた者同士が持っている、感覚の違いからくるイライラ行動を紹介させていただきました。「イヤだ」という事をなかなかうまく伝えられない人もいますが、はっきり言わなければいつまでも我慢が続くだけ、愛情もどんどん冷めてしまうかもしれません。
不満が溜まりきって爆発してしまう前に、冷静に話し合う機会を持ってみては?