同棲カップルにも悩みは尽きないもの。結婚ではなく同棲だからこその問題もあります。今回は、金銭問題などについて、家事分担についてなどの問題を考えてみましょう。
結婚生活は一つの家庭を二人で作り上げる共同作業という認識がありますが、同棲はそこまでの意識はなく、解消も比較的簡単ということからお互いに甘えが出てきます。
その典型が金銭的な面かもしれません。最初にどのような配分で負担をするのかを決めますが、いつの間にか、どちらか片方が多く払うことになっていたということもあるようです。
同棲の先に結婚を考えているのであれば貯金も必要でしょう。折半で負担する場合もありますし、それぞれの収入に見合った割合での負担という場合もあります。このような場合は、二人にとって公平な感じで、さほどの不満はでないでしょう。しかし、彼女の収入も彼より少なくて支払いは同額となる場合、彼女の金銭的、精神的に負担が大きくなります。
また、男の付き合いを盾に「自分はお金が多く必要なのだ」と言う彼は、結婚してからも金銭的にわがままが出て、経済が破綻してしまうことになりかねません。同棲生活も思いやりを欠かせない共同生活だということを説得してみませんか。それでも変わらないようなら、今の状況を見直してみる必要があるかもしれませんね。
今時は「潔癖男子」などといってきれい好きな男性もいるようですが、やはり、きれいにする、あるいは掃除をするのは苦手という男性は多いもの。
二人の生活時間帯が同じ様であれば、「お掃除するからどいて」ではなく、「一緒にお掃除しない?」と誘ってみるのもいいかもしれませんね。その方が早く終わるし、早く出かけられるよと言いながら。
「察してくれないかな」と思いながらイライラお掃除しても達成感はないし、彼も「家にいるといつもイライラして」と不快感を抱くことになりかねません。
無理に頼むのではなく、彼のできそうな所から頼みましょう。終わった後は、もちろん心からの感謝の言葉を伝えましょう。そして、相手を褒めることを忘れないでください。褒められて気分が悪い人はいませんから。乗せられているなと感じても悪い気はしないものです。
二人の生活時間帯が違うのであれば、せめて無理なく彼のできることを提案して彼の担当と決め、書き留めておきましょう。彼の母親ではないのですから、彼女が何でもやるのではなく、彼にも自分でできることはやってもらうように話しましょう。きれいにした後、二人で花やインテリアグッズを買いに行くのもいいですね。
同棲前には想像できなかったことのひとつに、自分ひとりのスペース・時間が持てず困るということがあります。部屋数の多い家に住むことができるならいいのですが、どちらかの部屋で一緒に住むという事が多いので、スペース的にひとりというのは難しくなります。
ひょっとしたら、相手の方も同じことを感じているかもしれません。お互いに自分の好きなことをする時間を作ってはいかがでしょうか。一緒にいるからといって、同じことをしなければならないとは限りません。同じ部屋にいて、彼女は読書、彼はヘッドホンで音楽鑑賞などという事も可能です。相手のプライベートを尊重しましょう。
狭いスペースに二人、しかも荷物も二倍。どうしても荷物は邪魔になりますね。自分の荷物は整理できない、捨てたくないとなると、やはりトラブルになります。
スペースがないのはイライラのもと。手伝いをして相手の荷物を片付けましょう。もし、相手の方がどうしても自分の荷物を片付ける気がないのなら、しばらく、自分の荷物をどんとそのままに。そうすると、相手も部屋が狭くて困ったと気付いてくれるのではないでしょうか。そのときがチャンスです。話し合って相手の協力のもと、相手の荷物を整理し、自分の荷物を収納するスペースを作りましょう。
整理されたスペースは心の余裕を反映します。破綻を招かないよう心に余裕を。それには、話し合う態勢、お互い様と思う心を持つことかもしれません。それができない時は、一緒に住むことを考え直すことも必要かもしれませんね。