いざ同棲をするとなった場合、どのような住まいを選ぶのかお互いによく話し合うことが大切です。
そこで今回は、同棲するために住まいを選ぶときの、5つのポイントをご紹介します。
2人のライフスタイルを考えて、それに合った住まいを探すことがお互いの関係を長続きさせる秘訣です。
たとえば2人とも自宅での仕事が多い場合には、1人になって集中できるスペースがお互いに必要です。あるいは、片方が仕事で外に出ることが多いのであれば、家によくいる方だけ部屋を持つというように、ライフスタイルによって必要な間取りは変わってきます。
またベッドを置くのか布団にするのかなど、育ってきた環境でも住まいへの希望は大きく変わります。お互い譲れない部分は何なのか、とにかく十分に話し合いをすることが大切です。数日間の旅行などではなく、どれなりに長く一緒に暮らす家ですので、その不満がお互いの不満へつながってくる可能性があります。
ある程度の妥協も最終的には必要になるかもしれませんが、まずはできるだけお互いの希望に添った住まいを探してみましょう。
2人で一緒にいたいから同棲を始めるわけですが、ずっと同じ部屋で顔を突き合わせているわけにもいきません。最初は四六時中一緒にいたいと思うかもしれませんが、長い間暮らしていると、時にはけんかをしたり気まずい雰囲気になったりすることがあります。
そんなときにも同じ部屋に一緒にいることは、余計に2人の関係を悪化させる原因になるでしょう。冷静になるには、お互い離れて過ごす時間も必要なのです。
また自分の時間を持つことは、マンネリを防止することにもなります。プライベートを充実してこそ、2人の関係はうまくいくものです。同棲であってもお互いにプライベートな空間を確保することが、長続きの秘訣と言えるでしょう。
さらに、風邪などの病気にかかったときのためにも、お互い別々の部屋を持つことは大事です。
一人暮らしのときも職場の近くや駅の近くなどを希望する方が多いと思いますが、同棲でも便利な環境を選ぶのは当然のことです。家賃が予算内に収まるかどうかの問題はありますが、できるだけ駅に近ければ、通勤だけでなく普段の外出にも便利です。
2人の職場が遠い場合には、どちらの利便を選ぶのかが問題になります。この場合は、間を取ってお互いの職場からアクセスがよい中間地点を選びましょう。どちらかが妥協すると、最初はよいのですが、出勤は基本的に毎日のことになりますので、遠い方はその不便さがパートナーへの不満に変わってしまう可能性があるからです。どの辺りが一番よいのか2人で話し合うことはもちろん、周辺地域に詳しい知り合いなどにも聞いてみましょう。
バスとトイレが別なのは誰もが希望することです。一人暮らしのときは予算や広さの関係で、妥協をした人も多くいるでしょう。しかし同棲となると、いくらバスやトイレそれぞれが手狭になっても、ユニットバスは避けて、別になっている物件を選ぶことをおすすめします。
片方がお風呂に入っているときにトイレに行けないというのは、精神的にかなり辛いものです。特に相手のお風呂が長い場合には、なかなかトイレに行けずに我慢しなくてはいけなくなり、身体にもよくありません。
そのようなことが積もり積もるとお互いへの不満に変わってしまうこともありますので、バスとトイレが別々なのはマストと言ってもいいほど、重要なことです。
同棲にだけにいえることではありませんが、騒音問題については周囲の状況をチェックすることはもちろんのこと、自分たちも騒音源とならないよう、注意しなくてはいけません。
ひとが生活をする以上は、話しもすれば歩きもします。そのようなことで苦情がくることはほとんどありませんが、音が響きやすい物件の場合には自分が注意をしていても思わぬトラブルに発展してしまう可能性があります。
また自分たちの音が響きやすいということは、近隣や上下の住人の音も響いてくる可能性が高いということです。家はゆっくりとくつろぐためにあるものですから、そのような環境となると落ち着いて過ごすことができなくなってしまいます。
内見のときにしっかりと自分で確かめ、不動産屋に確認するなどして、チェックするのを忘れないようにしましょう。
いかがでしょうか? お互いに後から不満が出ないような環境を選ぶことが、同棲の住まい選びでは重要です。
よい住まいは2人が長続きする秘訣でもあります。慎重に選びましょう。