結婚前のカップルの大半がすると言われている同棲ですが、メリットだけではなくデメリットもあって、同棲に躊躇してしまう人も多いようです。そこで、同棲経験者の意見をもとに、同棲のデメリットをまとめてみました。
結婚前に同棲することで、お互いの生活観がわかり、スムーズに生活を送ることができます。しかし、結婚してからのドキドキ感や新鮮味が失われてしまい、結婚する意味を見失ってしまう人も多くいます。
同棲生活をすることで、擬似的に結婚生活をしてしまっている感覚になり、お互いに満たされてしまいます。結果的に、結婚していることと変わりなくなってしまい、わざわざ結婚する必要性があるのかどうか、という事実婚状態になって、結婚が遠のいてしまいます。
それをお互いが理解しているならまだしも、女性は結婚したいのに、男性はしたくない、といった状況に陥ってしまうこともあります。そうなると、長年付き合ってきたのにも関わらず、破局してしまうカップルもいるのです。
毎日同じ空間で生活しているわけですから、相手の嫌な部分も見えてきてしまいます。好きだったはずの人の嫌な部分を見てしまうと、急に冷めてしまったり、自分自身にも自信が持てなくなってしまったりますよね。
ずっと一緒にいるからこそ乗り越えられることもありますが、価値観の違いで「どうしても嫌!」ということも見つかってしまうのも現実です。「結婚前に嫌なことがわかって別れられて良かった」という人がいる反面、「結婚していれば離婚まで踏み切ることでもないので我慢することができた」という人もいます。
長年同棲しているカップルにありがちなのは、マンネリ化してしまうということです。恋人同士のラブラブ感はなくなってしまい、結婚していないのにまるで老夫婦のような関係になってしまうのです。
人生のパートナーと考えると、それもありなのかもしれませんが、早いうちから悟ってしまうのは、少し寂しい気持ちもします。「恋人気分をまだまだ味わいたい!」という人にとっては、同棲はしたくないものなのかもしれませんね。
昔は同棲=結婚というイメージが強かったため、現在でも同棲するなら結婚しなさい、という親もいます。婚姻関係もない男女が一緒に住むというのは、ふしだらだという風に見えてしまうのかも知れませんね。
また、長い間、結婚もせず同棲を続けてくると、お互いの親からの結婚のプレッシャーが年々大きくなってくるものです。「そろそろ結婚しないの?」なんて里帰りするたびにいわれることもしばしばあるようです。
そのような親から見ると、本当に結婚する気があるのかどうかわからず、相手への信頼が揺らいでしまう可能性があります。女性の親御さんならなおさらです。一緒になる気もない男に、だらだら時間を潰されているような気持ちになってしまいます。
ゆくゆくは結婚することになったとしても、一度揺らいだ信頼を取り戻すのは非常に大変なことです。同棲をすることで、だらしないと思われてしまわないように心がけるべきですね。
同棲すると、楽しい時間を共有したり、苦しい時間を励まし合ったりすることができます。しかし、他人と一緒に生活すると言うことは、自分も相手もその生活ペースを乱されることになります。したがって、お互いにストレスになってしまい、小さなことでの喧嘩が増えてしまいます。
「私は我慢している!」「そんなこと気にすることじゃないよ」と、意外と細かいところが気になって、喧嘩になってしまうのです。一緒にいればいるほどストレスがかかり、喧嘩になってしまうのであれば、お互いの為にも良くないですよね。
いかがでしたか?同棲することが必ずしも結婚への近道だということではないようです。お互いにしっかり話し合って、リスクやデメリットを考慮した上で、同棲するか否か、結婚するか否かを考えていただければお互いの幸せに繋がっていくでしょう。